ガビゴル「インテルが第1希望だった」

 ブラジル代表FWは木曜日、「インテルには素晴らしいファンがいる。このクラブと共に歴史を作りたい」と、Pirelliの講堂で行われた入団記者会見で語った。

 ミラノ発 - ガブリエル・バルボーサは木曜日にPirelliの講堂で行われた入団記者会見にて、同選手にとってインテルは、この夏移籍したいと思った唯一のクラブだったと語った。

 会場にはPirelliのCEOマルコ・トロンチェッティ・プロヴェーラの姿もあった。同氏は「今日は特別な日だ。我々Pirelliがブラジルの素晴らしい才能を紹介する場を提供できた。私が前回このように紹介した選手はロナウドだった。40歳になった彼に、心から誕生日のお祝いのメッセージを贈りたい」と発言した。

 トロンチェッティ・プロヴェーラの次にマイクを握ったのは、インテルのスポーツディレクターのピエロ・アウジリオだ。アウジリオは、「私はトロンチェッティ・プロヴェーラ氏に、新しいインテルの夢を体現する選手を探すと約束した。ガブリエルはハードワークを厭わない良い若者だ。蘇寧とエリック・トヒルのおかげで、同選手獲得を実現することができた」と語った。

 そしてついにガビゴルが、インテルの選手として初めて公の場で紹介された。

 「本当に幸せだ ― とても信じられないような一日だ。このクラブの1員になれて嬉しい。家族と友人に感謝したい。自分を他の選手と比較することは好きではない。僕はガブリエル・バルボーサだ。インテルには素晴らしいファンがいる。このクラブと共に歴史を作りたい」

 ガビゴルは、自身が新しい環境に早く順応できると確信している。

 「僕の人生にとって大きな変化だが、ここには家族や友人もいるので、彼らが僕を助けてくれるだろう。この夏コパ・アメリカとオリンピックの両方に出たので、僕にはまだ少し時間が必要だ。しかし僕は若いし、目指す目標に焦点を合わせている。ハードなトレーニングに取り組んでおり状態も良いので、ボローニャ戦に出場する準備はできている」

 ブラジル代表の同選手は、輝かしい活躍をする同郷の選手たちと比較されると謙遜したが、インテルの3冠達成に関わったブラジル出身の選手たちが新たな歴史を作ったことは認めた。

 「違う時代の話だが、彼らは大きな成功を収めた。彼らはピッチ上で全てを懸けてプレーしていた。僕も同じことがしたい ― 100%を出すつもりだ。ここには良い選手がたくさんいる、僕はただその中の1人というだけだ。コウチーニョと話をしたし、ロナウドが僕の幸運を祈ってくれたことを本当に嬉しく思う」

 そしてガビゴルは、インテルを選んだ理由についても説明した。

 「デ・ブール監督ととても良い話し合いをすることができた。今、チームはとても良いプレーをしているし、僕も全力を尽くしたい。僕はいくつかのポジションでプレーできるが、それは監督が決めることだ。僕の目標はチームを助けること。中国からも高額のオファーがあったが、ここに来ることを決めた。なぜなら、僕にとってインテルは常に第1希望だったからだ。世界中からオファーがあったが、今僕はイタリアで最も大きいチームのうちの1つに加わった。そしてこの決断をしたことを喜んでいる」

 「ファンには本当に感動した。高いモチベーションと責任を持って取り組むことを、彼らに約束したい。一番大切なことは、彼らが僕たちをサポートしてくれることだ。イタリアのリーグ戦では、技術も身体的強さも更に要求されるとわかっている。ブラジルとは違う。大きな挑戦が待っているが、僕たちは集中している」

 最後になったが、ガビゴルは新しいチームメイトにも言及した。

 「インテルはイカルディだけのチームではない。彼はアイドルだ ― 僕も彼を追いかけ続けているし、彼はトッププレーヤーだ。でも選手全員が本当にフレンドリーだ。とても歓迎してくれていると感じるし、インテルでデビューして彼らと一緒にプレーするのが待ちきれないよ」


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