ミラノ発 – 15日(木)夜(日本時間16日)、フランク・デ・ブール率いるインテルは、ハポエル・ベエルシェバのヴィトゥルとブツァグーロに合計2失点を許し、0-2で敗戦した。
両チームともに、序盤からチャンスを演出する。しかし、インテルも数回決定機を迎えたがゴールならず。ハポエルは終始、落ち着いてプレーし、後半戦に入ってハポエルが先制点を決めた。
ハポエルの最初のチャンスは、ブツァグーロの右からのクロスからルシオ・マラーニョが頭で合わせたシーンだが、ゴール右に外れる。
インテルは試合開始15分から攻勢に出る。ビアビアニー、長友が良いクロスを送るが、ゴールにはならず。19分には、エデルがターハをターンで交わして、シュートするがゴールは決まらない。25分には、ビアビアニーが左足でシュートを放つが、ハポエルのディフェンダーに当たった。
30分頃、マラーニョがインテル守備陣の隙を見つけ、ハンダノヴィッチとの1対1のチャンスを迎えるが、ここは同GKがこのピンチを防ぐ。そこからインテルはまた、攻撃を仕掛けて行く。ブロゾヴィッチの素晴らしいボレーは、敵DFに当たりCKになる。そして、そこからエデルが放った強烈なシュートがポストを直撃し、この試合最大のインテルのチャンスとなった。
デ・ブール監督が、ハーフタイム中に1枚交代枠を使う。後半開始から、ブロゾヴィッチを下げ、エベル・バネガを投入する。
バネガは後半開始から、トップギアで試合に入って行く。49分にエデルとの連携から、遠目から強烈なシュートを放つが、ゴールマウスを外れる。
そして53分にインテルは先制点を許す。インテルの右PA 付近でFKを得たハポエルは、右PA内に走りこんでいたマラーニョにパスを送り、同選手がグランダーのクロスを送ると、ファーサイドにいたブラジル人選手のミゲル・ヴィトアに渡り、ゴールを決められる。
その後、フランク・デ・ブール監督はビアビアニーを下げ、カンドレーヴァをピッチに送る。しかし、ハポエルの攻撃は続く。今日、インテルを悩ませていたマラーニョがシュートを放つが、ここもハンダノヴィッチが好セーブでピンチを防ぐ。さらに、ヌァカーメがシュートを放つが、ゴールマウスを外れる。
すると、インテルにとって悪夢の時間が訪れる。ブツァグーロがインテルPA中央手前から直接FKを決め、ハポエルが2点目となるゴールを奪う。
試合を挽回しようと、フランク・デ・ブール監督はフェリペ・メロをベンチに下げ、マウロ・イカルディをピッチに投入する。チャンスはあったが、ハポエルゴールを脅かすような決定機はなかった。
ハポエルが3点目を狙いに来た。ビットンが右サイドからドリブルで抜け出し、インテルPA付近から左足でループシュートを放つ。ハンダノヴィッチも反応できなかったが、シュートはクロスバーに当たり、インテルは3失点目を逃れる。
試合終盤、インテルは相手PA付近でFKを獲得。カンドレーヴァが直接狙うが相手GKに止められ、インテルはハポエルにとっての歴史的勝利をサン・シーロで与えてしまった。
インテル 0 – 2 ハポエル(ハーフタイム:0 – 0)
得点者:ヴィトゥル(53分)、ブツァグーロ(69分)
インテル:1 ハンダノヴィッチ;33 ダンブロージオ、13 ラノッキア、24 ムリージョ、55 長友;5 メロ( イカルディ73分)、17 メデル、77 ブロゾヴィッチ(バネガ 46分);11 ビアビアニー(カンドレーヴァ 58分)、8 パラシオ、23 エデル
控え:33 カリッソ、77 ブロゾヴィッチ、25 ミランダ、21 サントン、91 ゾンタ
監督:フランク・デ・ブール
ハポエル・ベエルシェバ:1 ゴレッシュ; 2 ビトン、4 ミグエル・ヴィトゥル、12 ホバーン、5 ツェデク、69 コルフゥート(トゥルジマーン 85分);11 ブツァーグロ(サハル 77分)、30 ウジョ、9 ヌァカーメ;20 ターハ、22 ルシオ・マラーニョリ(メリクソン 66分)
控え:55 ハイモーブ、、7 ラディ、、15 ブルーン、17 オハヨン
監督:マッシモ・オッド
イエローカード:ブツァグーロ(36分)、ビットン(42分)、ムリージョ(52分)、ターハ(90+1分)
アディショナルタイム:2+3
主審:ヤコブ・ケーレト
副審:ラース・リックス、ハイネ・ソーレンセン
第4審判:ヤコブ・ビレ
追加副審:ミカエル・ティクゴー、イェンス・マアエ
English version Versión Española Versi Bahasa Indonesia Versione Italiana