ミラノ発 - ネラッズーリはこの週末、敵地でフロジノーネと対戦する。カンピオナート第32節だ。Optaのデータでこのゲームを予習しよう。
【直接対決】
前半戦の対戦は4-0で勝利した。これはフロジノーネにとってナポリ戦の1-5と並んで最多得点差の黒星。前節ジェノア戦も0-4だった。
この試合でインテルは10本の枠内シュートを放った。これは今季のカンピオナートでインテルにとって最多。
【フォーム】
フロジノーネはセリエAで黒星の数が最多。ここまで18回。
セリエAの歴史で勝利で勝ち点3を得られるようになってから、31節まで消化して18回以上負けているチームで、残留を果たしたクラブは過去に2つだけ。キエーヴォとサッスオーロのみだ。
フロジノーネはホームゲームここ6試合中5試合が無失点。ユヴェントスに2ゴールを許してから3試合はクリーンシートが続いている。
フロジノーネはホームとアウェーで結果に大きな差がある。ここまで獲得した勝ち点27のうち、22がホームゲームだ。
インテルはアウェーでの白星が1月6日のエンポリ戦を最後にない。その後6試合で勝ち点3。
11月以降、インテルはアウェーゲームで対戦相手よりも枠内シュートの数が上回ったのは1度のみ。ベンテゴーディでのヴェローナ戦だけだ。
【スタッツ】
セリエAで3番目の堅守を誇るインテル(30失点)と最多失点のフロジノーネ(59失点)の対決だ。
インテルは23試合にわたって0-0の引き分けがない。フロジノーネは2016年に入って3回。
フロジノーネは今季のカンピオナートで後半の失点が最も多く、ここまで37失点。ただし、インテルは最近11失点のうち10失点が後半だった。
ブランチャードと彼のチームメートは、エリア外からの失点が9。ラツィオと並んでセリエA最多。
フロジノーネは枠内シュート率が35%。決定率が10%。いずれもリーグ最低だ。
フロジノーネの得点者はここまで9人。ウディネーゼと並んで最も少ない。
インテル、ミラン、ヴェローナは、CKからの得点が最も多い。ここまで7点だ。
CKの数でインテルを上回るのはラツィオのみ。インテルは196回。
インテルはイタリア人選手の起用が最も少なく、ここまで4人。
フロジノーネは29点のうち26点がイタリア人選手によるもの。今季のセリエAで最多だ。インテルはここまで2点。これを下回るのはフィオレンティーナの1点。
フロジノーネとインテルは、追いかける展開で苦しむ傾向がある。20回で2度だけ同点に追いついた。インテルは11回中3回、同点で試合を終えている。
【選手個々】
イカルディはインテルで99試合に出場して49ゴールを挙げた。
チョーファニとイカルディはヘディングでのシュート数が5位と6位。16本と15本だ。前者は2点を決めているが、後者はゴールになっていない。
150回以上のボールタッチを記録しているアタッカーの中で、ボールを受けるのに最も時間がかかっているのがイカルディの3.28分だ。チョーファニは3位で3.03。
ポストに当てた回数はイカルディが3回。これを上回るのはイグアインとピアニッチの4回。
エデルは1年半にわたってフロジノーネでプレーしていた。2008年1月から2009年5月までだ。セリエB51試合に出て、20得点を決めている。
リャイッチは今季3アシストを記録しているが、うち2アシストが前半戦のフロジノーネ戦だった。
ペリシッチはここ4試合の出場で3ゴールを記録。
トネフはここまで31本のシュートを放った。これを上回るのはフィオレンティーナのベシーノ(42本)とボローニャのタイデル(32本)のみ。
欧州5大リーグでアシスト数(5回)が得点数を上回るのはパフロヴィッチのみ。31試合中19試合の起用だが、味方にシュートを打たせるパスが36回だ。
ブランチャードは欧州5大リーグで相手のシュートを最もはじいたGK。ここまで48回である。セリエAではほかのGKより少なくとも19回は多い。
ミランダが出場停止。彼がピッチにいるときのインテルは勝率が高い。51.9%と50%。ただし、彼が不在の試合では2勝2分けでまだ負けなし。
ディオニージも出場停止。フロジノーネのここ6得点のうち3得点に関与している(2得点1アシスト)。
クラグルはフロジノーネにきてから、最も頻繁にゴールを放っている。32分に1本の計算だ。
ブロゾヴィッチは前半戦の対戦で88分に投入されたもののゴールを決めた。ベンチスタートでの得点は彼にとって初だった。
ムリージョは前半戦のフロジノーネ戦がセリエA初ゴール。
ロンゴは2012年5月のラツィオ戦でインテルの選手としてセリエAデビューを飾った。
ビアビアニーは前半戦のフロジノーネ戦で2014年5月以来のゴールを手にした。
【監督】
ステッローネとマンチーニは、監督としての対決が過去1回。前半戦のこのカードで、インテルが4-0の勝利を収めている。
選手としては、ステッローネが6回インテルと対戦している。そのうち5回は敗戦。2009年2月のインテルVトリノが1-1の引き分けだった。
【審判など】
タリアヴェント氏は188回目のセリエA。今季は13試合目。ここまで2回のPKを宣告している。イエローカード52枚、レッドカード3枚(すべて警告2回)。
インテル戦は25回。31回のローマを除くとセリエAで最多だ。インテルは15勝4分け6敗。
マンチーニはタリアヴェント氏が担当するアウェーゲームで2勝2敗。
フロジノーネはここまで退場者が1人。インテルはここまでのべ10人で、アタランタの12人に次ぐ数字。
【出場停止】
[フロジノーネ]:ディオニージ(1)
[インテル]:ミランダ(1)、長友(1)
【累積リーチ】
[フロジノーネ]:アイェティ、ゴーリ
[インテル]:ハンダノヴィッチ、コンドグビア、メデル、テレス