マンチーニ、コンドーのインタビューを受ける

パオロ・コンドーがSky Sportの独占インタビューで、ロベルト・マンチーニ監督と話した。

ミラノ発 - イタリア人でFIFAバロンドールの投票に加わったパオロ・コンドーが、Sky Sportでロベルト・マンチーニのインタビューを行った。

―“ミスターX”と呼ばれて、最初にインテルの監督になったときのことを覚えていますか?

「そのときがインテルが最高の試合をしているときだったと思う。サッカーはアンビリーバブルだ。12回だか13回だか、いくつの引き分けがあったか分からない」。

—それから勝利がやってきました。前半戦のダービーでクオリティーが飛躍したことを覚えています。

「ミランは本当に強いチームで、我々はそのチームを相手にして支配した。大きな試合だったよ。4点目を決めた後でマテラッツィがユニフォームをまくって退場になったね。それで相手が盛り返してきた」。

「10人になって、ミランが押し込んできた。選手を後押ししなければいけなかったね。遠くの選手は声も届かない。だから、せめてベンチに近い選手にはそうしなければいけないんだ」。

—メモを送ることはなかったのですか?

「残念ながらノーだ。そのゲームで我々がすべきだった唯一のことは守ることだった。ほかにすることはなかった。ミランに対して4−1とリードした。自信をつけるために、彼らを倒すことが第一で、我々に必要なのは勝利だった。チームはすでに強かった。ズラタン、ヴィエラ、クレスポ、マイコンといった選手が加わった。フィジカル、クオリティー、経験のある選手たちだ。とても良いチームで、我々はスクデットを獲り続けたよ」。

—アドリアーノについての後悔はありますか?

「アドリアーノは、自分の過ちによって本当に大きなことができたはずが、ここまでそれほどのことができなかった選手の一人だ。彼は素晴らしい若者だった。彼は技術以上にフィジカルが持ち味の選手で、アスリートらしい生活をしなければいけなかったんだ。彼のような選手は最高のプロ意識が求められる。そこでいくつかの間違いをしてしまったことが非常に残念だね。我々はできる限りのサポートをしてきたよ」。

—そのときにユヴェントスがいなかったことはさみしかったでしょうか?

「もちろんだね。ユヴェントスはカルチョの歴史の一部で、その中で優勝していたらより素晴らしかっただろう。間違いないよ」。

—次のシーズン、スクデットはパルマで手にしました。個人的にはとても厳しい状況の中で、非常に強かったです。クラブはすでに監督を代えることを決めていましたね。イブラヒモヴィッチがゴールを決めた喜びをスタンドに向けたことが思い出されます。

「それは議論ではないよ。我々は強烈なプレッシャーにさらされていた。我々は大きなリードがあったが、ローマが巻き返してきていた。我々はベストプレーヤーのイブラヒモヴィッチをしばらく欠き、プレッシャーの下で苦しんでいた。パルマは残留争いをしていて、とても重要なゲームだったね。勝たなければいけなかった試合だ。ありがたいことに、ズラタンがベンチに入り、彼をラスト30分で起用することができたんだ」。

—そこでスクデットを手にして、来季もインテルを率いると思いましたか?

「それはまったくなかった。その後でコッパ・イタリアの決勝が残っていたからね。ただ、そこで終わるとも考えていなかったよ」。

—イングランドとトルコを経験して、ロベルト・マンチーニはイタリアに戻りました。まずは審判批判についてです。

「イタリアに戻って1年間監督として、イングランドでの経験は私に役立った。誰が審判かなんて知らないし、新聞も審判について書かない。周りも選手も気にしていない。それは確かに助けになるし、審判の姿勢はまた異なる。イングランドの選手が審判に何も言わないというのはまったく事実ではないね」。

—トヒル会長の下で現代のサッカーは良くなっていますか?

「ああ。イタリアのサッカー界は、トヒル会長のようなトップによって、再び高いレベルに戻れると思う。今のイタリアでは、モラッティさんが長くやってきたようなことを続けるのが難しい。簡単なことじゃない。今の一部のチームは、テレビ放映権料やマーチャンダイジングで500〜600万ユーロを受け取る。だから、イタリアのサッカー界にはシンプルなことではないんだ。ただ、イタリアのカンピオナートは長年にわたって美しかった。数年後に再び戻ることができるはずだ」。

—あなたは13歳でボローニャの一員になりました。アッピアーノでそういった才能を見たいですか?

「そういった子供がたくさんいる。良い選手になれる若者がたくさんいるよ。しかし、その過程は簡単じゃない。だが、アッリエーヴィから直接デビューさせてみたいね。そうなったらうれしいよ。16歳でクオリティーとパーソナリティーが備わっていれば、それは十分に可能だと思う」。

—この数年でモウリーニョがインテルの偉大な監督としてファンの心に刻まれました。それを意識したりすることはありますか?

「そうだね。チャンピオンズリーグで優勝したから、彼は私よりも成果をあげているよ」。

—しかし、あなたはインテルに勝利を取り戻した監督です。

「運も必要だ。良いタイミングで正しくやることが大切だね」。

—昨シーズン、私との電話であなたは『対戦した選手でとんでもない選手がいた』と言っていました。ディバラのことでしたね。あなたは獲得したかったはずです。トライしたのでしょうか?

「我々は遅れていたんだ。ただ、交渉がどうなるかは分からないものだね。全員を獲得することはできない。ただ、ディバラは偉大な選手になったね」。

—私はあなたのチームの一人の大ファンです。コンドグビアです。

「ああ、彼も偉大な選手になるよ」。

—代表のことは考えていますか?

「代表は多くのクラブを経験した後にやるのが素晴らしいね。これからどうなるか見ていこう。私はまだまだ若いよ」。


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