ミラノ発 - 今夜“メアッツァ”で行われるローマ戦は首位の座を懸けた戦いだ。Optaが提供する興味深いデータを紹介する。
【直接対決】
セリエAでのこの2チームの対戦は165回目。ネラッズーリが70勝47分け47敗。
ローマにとってインテルは、最も多くのゴールを挙げて(211得点)最も多くのゴールを許した(266失点)相手だ。
それでも、最も多い結果は過去に20回あった0−0。最後の0−0は2014年3月。
インテルは前回のセリエAのローマ戦で勝利した。4月25日のことだ。これでローマのインテル戦無敗記録は7でストップした。
【ミラノでの戦績】
ローマは過去にセリエAで14回インテルをサン・シーロで沈黙させた。そのうち4回はここ10回の対戦でのこと。82回の対戦でインテルは43勝25分け。
インテルのホームでローマは過去13試合で7回、1試合3ゴール以上を挙げている。
ローマはサン・シーロでのインテル戦過去8戦中4戦を10人で試合終了を迎えた。
【フォーム】
インテルは今季1−0での勝利が5回。このスコアで3回以上勝っているチームはほかにいない。
第10節までに10得点以下だったチームがスクデットを勝ちとったことはない。
インテルはホーム過去13試合中2回のみ、1点よりも多くのゴールを決めている。この中には4月のローマ戦(2−1)も含まれる。
ローマは5連勝中。2014年の9連勝以来となる長い連勝記録。
ローマは開幕10試合で25得点。これを超えるペースだったのは過去に1度だけで、1960−61シーズンの26得点。
【スタッツ】
セリエA最多得点(ローマ:25得点)と最少失点(インテル:7失点)の対決。
ローマは枠内シュート67本でリーグ最多。2番手と12本の差をつけている。19%の確率で枠内に飛ばしている。これを上回るのはサンプドリアの20%のみ。
一方でインテルは1ゴールを挙げるのに16本のシュートを必要としている。フロジノーネに次ぐ数字だ。
インテルはフィオレンティーナ、フロジノーネとともに、ヘディングでの失点がないチーム。さらにインテルはナポリとともにエリア外からの失点もない。
ローマは前半に12得点。インテルの90分のゴールよりも多い。
インテルはヴェローナとともに、最初の30分で得点がないチーム。ローマはラスト15分での得点が5。
ガルシアのチームはセットプレーからのゴールが8つ。リーグ最多。
ローマは12人の選手が得点している。欧州5大リーグで最多だ。
ローマはアドバンテージがある状況から勝ち点を落としていない唯一のチーム。
【選手】
パラシオは2009年8月にセリエAデビュー。ジェノアVローマの3−2だった。ローマ戦では11試合で3ゴールを決めた。うち2つがジェノア時代だった。カンピオナートでは8試合得点なし。昨季は12月にゴールを挙げて、最終的に14得点を記録した。
イカルディは2012年9月にローマ戦でセリエAデビュー。ローマ戦では過去2得点。4月の対戦で88分に決めたゴールも含まれている。イカルディはボローニャ戦でゴールを取り戻した。昨季は最終的に22ゴールを決めて得点王。
ヨヴェティッチは第2節までに3ゴールを挙げたが、それからはゴールがない。ブロックされたものを含めて15本のシュートを放った。20分に1本の計算。これを上回るのはインシーニェ(15分に1本)とイグアイン(19分に1本)のみ。
ペリシッチはインテルでの過去4試合で2ゴールを挙げたが、まだサン・シーロでの得点はない。
ビアビアニーは自身のローマ戦直近2試合で得点している。2013−14シーズンのパルマでのこと。
リャイッチは古巣との対戦。彼は2013年夏から首都で2シーズンを過ごした。セリエA61試合で14ゴール。リャイッチはボローニャ戦でイカルディの決勝点を演出したが、自身の得点は2月から17試合ない。2012年以降、最も長い不毛の時期だ。
ピアニッチは2014年11月のインテル戦でドッピエッタを達成。ここ8試合では少なくとも1試合1ゴールに関与している。5得点5アシストだ。ローマの全得点の40%に絡んでいる。
ジェルヴィーニョはセリエAここ5試合で5ゴール。今季125分に1点を決めている計算だ。1ゴールにかかる時間としては、2009年以来最高の数字。
サラーは古巣フィオレンティーナとの試合で退場となった後、再び起用できる。セリエAここ6試合で5ゴール。インテルとの前回の対戦は3月のメアッツァ。この試合で決勝点を決めた。
ゼコは8月のユヴェントス戦以降ゴールがない。
フロレンツィはサン・シーロでのカンピオナートで2ゴールを挙げている。彼にとって初めてのセリエAとなった2012年9月の1−3で終わったゲームも含まれる。
ナインゴランはセリエAデビューが2010年2月のインテルVカリアリ。
デ・ロッシはインテル戦23試合で3ゴールを記録。よりゴールを決めている相手はキエーヴォのみ(4ゴール)。
マイコンは6シーズンをインテルで過ごし、177試合で16ゴールを記録した。スクデット4回、チャンピオンズリーグ1回、イタリア・スーペルコッパ3回、コッパイタリア2回、クラブ・ワールドカップ1回の優勝をネラッズーリでともにした。ここ4試合で2ゴール2アシスト。
【監督】
マンチーニとガルシアの対戦は3回目。どちらも1勝ずつ。
マンチーニ対ローマも拮抗。16試合で6回の引き分けがあり、勝敗数は同じ。
ガルシアは4月の対戦で初めてインテルに敗れた。それまでは2勝1分け。
【審判など】
ローマは第10節までの被ファウルが119回で最少。ナポリ(121)、インテル(123)と続く。
リッツォーリはセリエA2015試合目の主審。今季で15シーズン目だ。
ローマはリッツォーリの試合で直近6試合中4回に勝っている。残りはドロー。
インテルは反対に、リッツォーリの担当する直近6試合で勝利がない。2分け4敗だ。
インテルVローマの試合はリッツォーリにとって5回目。インテルの3勝1分け。唯一の引き分けは2009年3月の3−3。
出場停止:
[インテル]フェリペ・メロ
[ローマ]なし
累積リーチ:
[インテル]グアリン、コンドグビア
[ローマ]なし