ミラノ発 - ピッチに、そしてサン・シーロに戻ってくる。ロベルト・マンチーニ監督のチームが“メアッツァ”でセリエA第8節ユヴェントス戦を戦う。この試合に向けて、Optaが提供する魅力的なデータを紹介する。
【直接対決】
セリエAでのイタリアダービーは165回目。ユヴェントスが78勝45分け41敗。
ビアンコネーリはインテルとのセリエAで直近5試合負けなし。3勝2分けだ。
過去16試合、この2チームの対戦がスコアレスに終わったことはない。最後の0-0は、2010年10月のメアッツァでのゲーム。
直近6試合は、どちらかが最低でも1ゴールは決めている。
【ミラノでの結果】
ユヴェントスはインテルのホームゲームで2010年4月のゲームを最後に負けていない。
ネラッズーリはサン・シーロで過去15試合のユヴェントス戦で14ゴールを決めている。
【フォーム】
インテルは倍の勝ち点(16と8)。第7節を終えてこの差は、1955-56シーズン以来の大差である。
マンチーニのチームは11試合連続得点中。これは2010-11シーズン以来のこと。サン・シーロでの前の試合ではフィオレンティーナに4ゴールを許した。それまでは3試合連続で1-0と勝利している。
ユヴェントスは7試合で2勝2分け3敗。彼らにとって1980-81シーズン以来となる悪いスタートだ。このときは7試合で勝ち点7だった。彼らはすでに8失点している。昨季のユヴェントスが8失点したのは、17節を消化したときだった。
【スタッツ】
ユヴェントスは今季のセリエAで最もシュートが多く、137本を放った。このうち36本が枠をとらえている。34%の枠内シュートはワースト2位で、シュート本数に対する得点数のパーセンテージは8.5%。これはリーグワースト3。一方で、相手には61本のシュートを浴びている。これはフィオレンティーナの56本に次ぐ数字。7.6本に1本のシュートを得点にされている。インテルは13.8本に1本という計算だ。
インテルはフィオレンティーナ、フロジノーネとともに、ヘディングによる失点がまだない。
インテルとユヴェントスは、ヴェローナと同様、まだ開始30分以内でのゴールがない。インテルより後半の失点が少ないチームは、キエーヴォとサッスオーロのみだ。インテルは3、上位2つは2である。
ユヴェントスはすでに5回、ビハインドを背負っている。昨季はトータルで9回だった。
インテルはフィオレンティーナとともに、まだイタリア人選手のゴールがないチームである。
獲得PK3本(すべて成功)は、フィオレンティーナと並んでトップ。
ユヴェントスはここまで起用した選手が26人とリーグ最多。
【選手個々】
イカルディはユヴェントスと対戦したセリエA5試合で6ゴールを決めている。2013年1月からユヴェントスを相手に彼よりもゴールを決める選手はいない。3ゴールが最多だ。過去4試合中3試合に出場し、2ゴール1アシストを記録している。
パラシオは開幕からゴールとアシストがない。昨季は8ゴール5アシストを記録したが、最初の一歩まで14試合かかった。
ヨヴェティッチは2008年8月のフィオレンティーナ対ユヴェントスでセリエAデビューを飾った。この試合では、フェリペ・メロがイタリアデビューを飾っている。
フェリペ・メロは2009年からユヴェントスでプレー。2011年までにセリエA58試合出場を果たし、4ゴールを記録した。
マルキージオはインテル戦過去11試合で3ゴールを挙げている。昨季の5月のゴールも含まれている。
キエッリーニもマルキージオと同じように、自身最後の得点がネラッズーリとの試合だった。こちらは2014年2月のことで、以降セリエA46試合で得点がない。
クアドラードはセリエAでのインテル戦直近2試合でゴールを決めている。そのときはフィオレンティーナの選手だった。
ボヌッチはネラッズーロの下部組織出身。2006年5月のカリアリ対インテルでセリエAデビューを飾った。
ポグバはインシーニェ(26)に続くシュートを放っている選手(20)。そのうち1本のみが得点になっている。決定率5%はリーグ最低だが、ポストに2度嫌われていることも事実。
ペレイラはチャンスメイク18回。これを上回るのはピアニッチの19回のみ。
【監督】
マンチーニ監督は、ホームでのユヴェントス撃破がまだない(1分け3敗)。ホームでのビアンコネーリ撃破は、ラツィオ監督時代に1度だけ。2003年12月に2-0で勝ったゲームだ。
アッレグリ監督にとって、セリエA250試合目となる。過去の戦績は128勝60分け61敗。
2人の対決は過去2回。昨季のユヴェントス・スタジアムの1-1と、サン・シーロの1-2だ。
アッレグリは今年5月の対戦でインテルとのアウェーゲームで2回目の勝利を手にした。最初は2010年11月、ミランを率いていたときのダービーだ。
【審判など】
インテルはファウル数が97で3番目の少なさ。警告は21回で4番目。
ヴァレーリ主審は114回目のセリエA。9シーズン目である。
ユヴェントスはヴァレーリ主審がさばく試合で直近4試合に勝っている。過去3試合のアウェーゲームで失点がない。
ヴァレーリ主審は2013年1月にユヴェントス・スタジアムで行われたサンプドリア戦をさばいたことでも話題になった。このときにイカルディがドッピエッタを初めて達成している。
ヴァレーリ主審がこの2チームの試合をさばいたことは過去に1度。トリノでユヴェントスが1-0と勝利した2011年のゲームだ。唯一のゴールは、セーレンセンのクロスからマトリが決めている。
ヴァレーリ主審はインテルに多くのPKを与えている。過去に9回。一方でユヴェントスは最も少なく5回。