ミラノダービーに向けたデータ

代表戦の後、再びカンピオナートが始まる。今夜20時45分(日本時間14日3時45分)、ミラノダービーがキックオフだ。

Optaのデータから2015−16シーズン第3節の興味深い情報を紹介する。

【直接対決】

カンピオナートで163回目のミラノダービー。ネラッズーリは60勝52分け50敗だ。ロッソネーリはラツィオと並んでセリエAの試合で最もインテルと引き分けているチーム。ネラッズーリはミランを倒した数が最多だ。

過去5戦の戦績は互角。互いに1勝3分け1敗だ。過去6戦でどちらも複数ゴールは挙げていない。

【ホームでのインテル】

インテルは81回、ダービーをホームで戦った。29勝23敗で、過去10回では1度しか負けていない。唯一の敗戦は2010年11月の0−1。

【フォーム】

インテルはカンピオナート2連勝中。これは過去11シーズンで1度のみ。5位でフィニッシュした2013−14シーズンのことだ。昨季の最終節を含めると3連勝中で、4連勝となると2012年11月以来である。

昨季から考えて、インテルはホームで2連勝中。最後のホーム3連勝は、13−14シーズンの終わりから14ー15シーズンのスタートにかけてのものだった。

ミランはカンピオナート過去10試合で無失点は1度のみ(昨年5月のトリノ戦)。9試合ドローがなく、4勝5敗だ。最後のドローは4月19日のインテル戦で0−0だった。

ミランはカンピオナートのアウェーゲーム最近5試合で4敗している。唯一の勝利は昨季の最終節アタランタ戦。

【スタッツ】

ミランは開幕2試合を終えて、枠内シュートが最も少なく4本。エンポリ戦の先制点のシーンが今季初の枠内シュートだった。インテルが枠内シュートを受けたのは最少で5本。インテルはペナルティーエリア外からの枠内シュートが6本で、これを上回るのはローマとカルピのみ。

インテルはパス本数がセリエA最多で1220本。ミランよりも447本多い。パスミスは28本である。

ネラッズーリの選手はここまで53回のドリブル突破を試みている。今季のセリエAで最多だ。ここまでの得点の3つのうちの2つは、ラスト15分でとなっている。

【選手個々】

ヨヴェティッチはセリエA3試合連続ゴール中。フィオレンティーナ在籍時代の最終節も含めてのことである。ヨヨはミラン相手にこれまで6回プレーし、1ゴールを挙げた。2012年4月のことである。開幕2試合のシュート本数は12本。これを上回るのは14本を放ったインシーニェのみ。

ボナヴェントゥーラは、過去のインテル戦6試合で4ゴールを決めた。ルイス・アドリアーノはこれまでボールタッチがわずか42。160分以上プレーした選手では最も少ない(GKを除く)。ルイス・アドリアーノはミランの選手として2本目のシュートを得点にした。バッカは初の枠内シュートが得点になっている。

自陣でのパスはゴンサロ・ロドリゲスが116本で最多。これに続くのはジェイソン・ムリージョで86本。

クツカのセリエAでの最後のゴールは、昨季の5月に行われたインテル戦。ジェノアでプレーしていた。

クリスティアン・サパタは、2006年2月にセリエAで初のレッドカードを経験した。当時の彼はウディネーゼに所属。2011年1月には、インテル戦でゴールを決めている。

ポーリは2011−12シーズンにインテルでプレー。カンピオナート18試合に出場し、ゴールはなかった。

マリオ・バロテッリはミランでの前回所属時に32ゴールに関与。26ゴール6アシストを記録した。バロテッリは2007年にインテルでセリエAデビュー。そのときは59試合に出場して20ゴールを挙げた。インテル戦でのゴールはない。

フェリペ・メロは2010−11シーズン以来のセリエA。過去に87試合に出場して6ゴールを挙げた。ガラタサライでは過去21試合で18勝。フェリペ・メロが先発で86%の勝率である。彼が先発を外れた試合は最近16試合で7勝となり、44%まで勝率が下がる。

【監督】

ロベルト・マンチーニVシニシャ・ミハイロビッチは過去1回のみ。昨季のサンプドリアVインテルだ。セルビア人指揮官が率いるブルチェルキアータが1−0で勝っている。マンチーニは監督としてセリエAで16試合ミランと戦い、5勝5分け6敗。

ミハイロビッチはインテルとセリエAで8回対戦して5敗している。2006年と2008年に勝利した。マンチーニのアシスタントとしてインテルのベンチにいたときは、2シーズンで勝ち点182を獲得。55勝17分け4敗だった。この期間中はカンピオナートで4回のダービーがあり、インテルが3勝している。

2人が選手として出場したダービーは過去に2回あり、ローマを相手に1分け1敗だ。1998−99シーズンである。セリエA20監督で最も1試合平均獲得勝ち点が多いのはガルシアで2.04。マンチーニは2位で1.87。

【審判】

ジャンルカ・ロッキはダービーの経験が豊富だ。これまでセリエAで181試合を担当。今回が10回目のダービーだ。ミラノダービーは2回目。そのほかにローマダービー4回、トリノダービー3回、ジェノヴァダービーを1回担当している。

インテルは22試合中10試合で勝利。8分け4敗である。ロッキ主審の試合で退場者の数は8人。ラツィオの9人に次ぐ数字だ。ミランはロッキ主審のゲームを26回こなして、6勝10分け10敗。

ロッキ主審は過去に1度だけミラノダービーを担当した。モウリーニョが率いていた2010年1月のゲームで、インテルが2−0と勝利している。


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