試合結果

2011年10月1日 20:45

Inter
Napoli
30' (2nd half) Hamsik
12' (2nd half) Maggio
43' Campagnaro
主審 Gianluca Rocchi / 副審 Nicoletti, Romagnoli / 第4審判 De Marco
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レポート
レポート
ハビエル・サネッティ
6.59
6.59
デヤン・スタンコヴィッチ
6.14
6.14
エステバン・カンビアッソ
6.54
6.54
ジュリオ・エスピンドラ
6.37
6.37
ワルテル・サムエル
5.71
5.71
マイコン・シセナンド
7.26
7.26
クリスティアン・キヴ
5.57
5.57
ジョエル・チュクウマ・オビ
6.59
6.59
ルシオ・フェレイラ
6.37
6.37
ジャンパオロ・パッツィーニ
6.46
6.46
長友・佑都
4.69
4.69
リカルド・アルバレス
4.26
4.26
ディエゴ・フォルラン
4.79
4.79
マウロ・サラテ
5.53
5.53
チーム<br>平均点 5.92
2 枠内シュート 4
5 枠外シュート 7
15 ファウル 9
2 CK 6
4 オフサイド 1
41% ポゼッション 59%
DA IMPLEMENTARE
勝(54) 分(19) 敗(9)

[ミラノ] “ジュゼッペ・メアッツァ”スタジアムで行われたセリエA・2011-12シーズン第6節、インテル対ナポリ戦は、ナポリの3ゴールと、インテルサイドの2つの退場劇(1つは監督の退席)、主審の不可解の判定のせいで興味が失われた格好となった。オビの退場を招いた2枚のイエローカードはいずれも不可解なもの。終始ゲームを支配していたインテルにとって、オビの退場でリズムが大きく狂ったと言える。先制ゴールにしてもレフェリーのミスジャッジ。ハムシクのPKをジュリオ・セザルが弾き、そのボールをカンパニャーロが決めたものだが、ハムシクが蹴った瞬間、カンパニャーロはエリア内に足を踏み入れていたので、このゴールは無効になるべきもの。後半、11分にマッジョが2点目、さらに、ハムシクがダメ押しの3点目を決めた。

前半:ラニエリのインテル指揮官としての“メアッツァ”デビュー戦。ラノッキアは出場停止。ラニエリは、DFラインを左にキヴ、右に今シーズン初出場のマイコン、中央にルシオ、サムエル、中盤をサネッティ、カンビアッソ、オビで構成。トップ下にはアルバレス、2トップはパッツィーニとフォルラン、という形でナポリ戦に臨んだ(ふくらはぎに違和感を持っているミリートはスタンド観戦)。一方、ナポリはカバーニがケガで欠場、ラベッシ、ハムシクの傍らにパンデフが据えられた。左サイドMFのポジションにはドッセーナではなく、スニガが起用された。キックオフ直後、右サイドでのマイコンのオーバーラップでインテルは何度となく積極的に攻めた。2分に、マイコンのクロスをパッツィーニがヒールで中に流すが、フォルランには合わなかった。その直後、ガルガーノがエリア内でマイコンを倒したかのように見えたが、主審のロッキはPKを取らなかった。その直後、アルバレスがエリア外から左足でシュートを打つが、枠を大きく外す。インテルは速いパス回しでゲームを支配、ほとんどのプレーがナポリサイドで繰り広げられ、アロニカが随所でインテルの攻撃を防ぐという形になった。特に5分、アロニカのフォルランのクロスへの対応は見事だった。一方インテルは、オビが中盤で確実にラベッシのカウンターアタックを防いだ。だが、10分、オビに厳しすぎると思われるイエローカードが提示される。13分、フォルランが左サイドから右にカットインしてシュート、惜しくも外れ、先制ゴールのチャンスを逸す。さらに16分には、マイコンのクロスにパッツィーニが合わせたがこれも得点にはならず。一方、ナポリも反撃。18分、カンパニャーロのクロスにスニガがヘッドで合わすが、GKがキャッチ。21分には、アルバレスがスニガを倒してナポリにFK、インレルがシュートを狙うがバーの上に。そして、24分、パッツィーニの先制ゴールが生まれたかのように思えた。サネッティのスルーパスに反応したパッツィーニのシュートはネットを揺らしたが、オフサイドということで無効に。キャプテン、サネッティは34分には、エリア周辺でラベッシを倒したが、ロッキ主審はクリーンタックルと判断した。38分にはインテル左サイドでラベッシのパスを受けたパンデフがフリーになったが、パンデフはボールを足元にふらつき、シュートを打つには至らなかった。40分、インテル左サイドを突破してエリア内に入ろうとしていたマッジョをオビが倒す。このファウルでオビは2枚目のカードをもらい退場となる。ロッキ主審はファウルがエリア内だったと判定し、ナポリにPKを与える。ハムシクのシュートをジュリオ・セザルが弾くが、こぼれたボールをカンパニャーロがプッシュ、ナポリが先制ゴールを奪う。このゴールでリードを許すだけでなく、10人での試合を強いられたインテル。レフェリーの不可解な判定がインテルを苦しませる。オビは2枚のイエローカードをもらったが、どちらのイエローも不可解なもの。さらに、PKの際、ハムシクが蹴った瞬間、カンパニャーロは明らかにエリア内に足を踏み入れていた。当然、カンパニャーロのゴールは無効になるはず。インテルの失点は不運と言うしかない。前半はレフェリーのジャッジを巡っての大混乱の中で終了。更衣室に戻る際にラニエリはロッキ主審に抗議して説明を求めるが、レッドカードを突きつけられる羽目に。

後半:ハーフタイムに交代はなし。ラニエリはゲームをスタンドのバルコニーから見ることに。そして、12分、ナポリの追加点を見ることになる。マスカーラのスルーパスに長友が対応したかに見えた。体を入れた長友が一瞬躊躇した瞬間、背後からマッジョの足が出た。マッジョが蹴ったボールはジュリオ・セザル背後のネットを揺らした。インテルにとっては痛恨の失点。13分にはルシオが見事なスライディングタックルでスニガのシュートを防いだ。その後、インテルは積極的な攻撃を試みたが、得点出来ず。一方、ナポリには決定的な3点目のチャンスが生まれる。だが、ハムシクの完璧なクロスにゴール前でフリーになったスニガのシュートはクロスバー上に外れる。21分には長友が左サイドを突破、パッツィーニにクロスをフィードしようとしたが、デ・サンクティスが飛び出してこれをキャッチ。マレク・ハムシクにとって、ビッグクラブの中で唯一ゴールを決めていない相手がインテルだった。だが、この日、ハムシクはインテル戦初ゴールに成功した。カンビアッソからボールを奪ったラベッシがインテルDFラインの背後に絶妙なスルーパス。ジュリオ・セザルと1対1になったハムシクはこれを冷静に決め、ナポリ3点目。これで勝負は決まった。ロスタイムにパッツィーニがゴールに迫ったが、得点には至らず。そのまま0-3でゲームは終了した。ネラッズーリはカンピオナートでの勝ち点4にとどまった。ロッキ主審の不可解なジャッジに泣かされたゲームであった。


インテル対ナポリ 0-3

得点者:前半43分 カンパニャーロ、後半12分 マッジョ、30分 ハムシク

インテル:1 ジュリオ・セザル;13 マイコン、6 ルシオ、25 サムエル、26 キヴ(前半43分、55 長友);4 サネッティ、19 カンビアッソ、20 オビ;11 アルバレス(後半16分、5 スタンコヴィッチ);9 フォルラン(後半23分、28 サラテ)、7 パッツィーニ
控え選手:12 カステッラッツィ、29 コウチーニョ、30 カスタイニョス、77 ムンタリ
監督:クラウディオ・ラニエリ

ナポリ:
1 デ・サンクティス;14 カンパニャーロ、28 カンナヴァーロ、6 アロニカ(後半42分、21 フェルナンデス);11 マッジョ、88 ギョクハン・インレル、23 ガルガーノ、18 スニガ;17 ハムシク、22 ラベッシ(後半34分、32 チャベス)、29 パンデフ (後半6分、9 マスカーラ)
控え選手:83 ロザーティ、3 フィデレフ、8 ドッセーナ、19 サンタナ
監督:ヴァルテル・マッツァーリ

主審:ジャンルーカ・ロッキ(フィレンツェ)
警告:前半10分 オビ、28分 スニガ、37分 キヴ、41分 オビ、45分 サネッティ、46分 ジュリオ・セザル、後半28分 マスカーラ
退場:前半41分 オビ、46分 ラニエリ
ロスタイム:前半1分、後半2分
観客:64,824人

広報部

先発メンバー

Julio Cesar 1 De Sanctis
Maicon 13 Campagnaro
Lucio 6 Cannavaro
Samuel 25 Aronica
Chivu 26 Maggio
Zanetti 4 Inler
Cambiasso 19 Gargano
Obi 20 Zuniga
Alvarez 11 Hamsik
Forlan 9 Lavezzi
Pazzini 7 Pandev

ベンチ

Castellazzi 12 Rosati
Nagatomo 55 Fideleff
Stankovic 5 Dossena
Coutinho 29 Mascara
Castaignos 30 Santana
Muntari 77 Fernandez
Zarate 28 Chavez