ミラノ発-マンチーニ監督率いるネッラズーリはホームのメアッツァにてアディショナルタイムのコーナーキックにヘッディングで合わせたモレッティのゴールによりトリノが勝ち点3を獲得し0-1で敗れた。
インテルはアンドレオッリとヴィディッチをディフェンスの要にし、パラシオ、コヴァチッチ、ポドルスキをイカルディのトップ下に据え攻撃の陣形を整えた。ヴェントゥーラ監督率いるトリノは良いサッカーをするチームではあるが、疑いようもなく厳しい戦いであることは分かっていた。
ネッラズーリにとってスペースを見つけることは非常に厳しく中央から隙をついて攻撃を仕掛けることが困難な戦いだった。前半15分までのネッラズーリの活躍は輝かしかった。11分にはグアリンがシュートを放ちGKパデッリをひやひやさせた。ポドルスキはパラシオからのパスにGKを襲うシュートを放ち、イカルディもまたヘディングでシュートするもトリノのGKパデッリに留められる。
グアリンとクズマノヴィッチは非常に善戦し、前半だけでも131回もボールにタッチした。上手くボールを奪く事に成功したクズマノヴィッチはボールをコヴァチッチへと回し、コヴァチッチがパラシオへ繋ぐべくクロスを上げるがボールは頭上を越えてしまい、モレッティにコーナーを許してしまう。
ネッラズーリはオビを通しトリノに脅威を与え続けるもオビが放ったシュートはゴールの枠から大きく外れてしまう。マンチーニ監督は前半44分にアンドレオッリからラノッキアへ交代を余儀なくされる。
後半からトリノに攻撃を仕掛けるがポドルスキが何とかセットプレーへと持ち込む。コーナーからのポドルスキのシュートはパデッリがパンチングで何とか抑えられる。この時点からトリノはネッラズーリの攻撃に上手く対応できるようになってきた。中盤からのボール回しで試合をコントロールしつつマルティネスとファルネルドがネッラズーリに攻撃を仕掛ける。バネッシがパスを受けシュートを放つもボールは枠外にそれる。
後半72分に再びトリノは攻撃を仕掛ける。モリナーロが右サイドからシュートを放つもこれをハンダノヴィッチがセーブ。インテルは怪我をしたダンブロージオにとって代わりシャキリ、ポドルスキはドンコールに後を託す。
ドンコールは投入されてすぐにガッツィからファールを受けフリーキックのチャンスを掴むも、何もおこらず。
83分にはインテルがもう少しのところで先制点のチャンスを得る。クズマノヴィッチからヴィディッチへパスが回りこれをシュートするも跳ね返されオビが反応するもゴールの枠をとらえられない。
試合はこのままスコアレスドローで終わるかのように見えたがモレッティがネッラズーリの予想を裏切ることになる。マキシ・ロペスがコーナーキックからボールを蹴るとペナルティエリアにいたモレッティがヘディングで合わせボールをゴールに沈めた。
インテル 0-1 トリノ
得点:94'モレッティ
インテル: 1 ハンダノヴィッチ; 33 ダンブロージオ(56'91 シャキリ), 15 ヴィディッチ, 6 アンドレオッリ(44'23 ラノッキア), 20 オビ; 13 グアリン, 17 クズマノヴィッチ; 8 パラシオ, 10 コヴァチッチ, 11 ポドルスキ(66'54 ドンコール); 9 イカルディ.
控え: 30 カリーソ, 46 ベルニ, 22 ドド, 23 ラノッキア, 28 プスカス, 44 クルヒン, 54 ドンコール, 88 エルナネス, 91 シャキリ, 97 ボナッツォーリ.
監督: ロベルト・マンチーニ.
トリノ: 30 パデッリ; 14 マクシモヴィッチ(81'5 ボヴォ), 25 グリク, 24 モレッティ; 36 ダルミアン, 94 ベナッシ, 14 ガッツィ, 8 ファルネルド(67'7 カドゥーリ), 3 モリナーロ; 17 マルティネス(58'11 ロペス), 27 クアリャレッラ.
控え: 1 ジレ, 13 カステラッツィ, 5 ボヴォ, 7 カドゥーリ, 11 ロペス, 18 ヤンソン, 20 ヴィヴェス, 21 ガストン・シルバ, 22 アマウリ, 32 S・マジエッロ.
監督: ジャンピエロ・ヴェントゥーラ.
警告:51'ダンブロージオ, 79'イカルディ / 75'ガッツィ, 85'ダルミアン
主審: イラーティ.
副審: ロンゴ, ペトレッラ.
第四審判: メリ.
追加審判: ヴァレリ, ナスカ.
English version Versión Española Versi Bahasa Indonesia Versione Italiana
LE PAROLE DI MISTER MANCINI POST INTER TORINO