インテル、キエーヴォ・ヴェローナを0-2で撃破

コヴァチッチとラノッキア、のゴールでスタディオ・ベンテゴディでキエーヴォに完勝

ヴェローナ発-インテルは余裕を持ってキエーヴォ・ヴェローナに対し0-2で完勝。この電撃的な勝利は、インテルがこれまでこなしてきた試合の後、ネッラズーリが身体能力が向上したことは明らかだった。

先週の木曜日のカラバフ戦で若手を起用するなどの試みでネッラズーリは弾みをつけ、15日の試合では4-3-3のフォーメーションで挑んだ。右サイドにダンブロージオ、ドドの左サイドに長友を配置した。インテルは試合を輝かしくスタートさせ、上手くボールをキープし、前線に積極的にボールを送り続けた。

前半5分にはグアリンがキエーヴォのゴールポストを襲う低めのシュートを放ちGKビザーリがこれを抑え何とかクリーンシートをキープした。それから4分後にキエーヴォは果敢にインテル陣地を攻め反撃を試みる。ペナルティエリアあたりに落ちたこぼれ球をパロスキが拾い上げ、ハンダノヴィッチに1対1と迫る。ハンダノヴィッチはこの勝負にスーパーファインセーブで挑み攻撃を抑えることに成功。

今夜の試合のホストであるキエーヴォは何とか先制点を挙げたいとしながらも、前半20分インテルが先制点を挙げる。長友が左側面からペナルティエリア内にクロスを上げチャンスを作る。イカルディがそれに反応しペナルティエリアに掛け込むとキエーヴォのディフェンスに混乱が生じる。冷静にコヴァチッチがヘディングで対応し、ボールはGKビザーリの側を抜けインテルに先制点がもたらされた。

しかしこれでキエーヴォは反撃ののろしを上げる。メッジョリーニがアクロバティックなオーバーヘッドキックでインテル陣地を襲い、同点弾を上げるかと思いきや再びハンダノヴィッチがこれをセーブ。ハーフタイム直前にインテルは冷や汗をかく2度目の場面となった。

後半開始からインテルはチャンスを掴む。長友が左サイドからビザーリが守るポストを狙うシュートを放つもボールはポストからそれてしまう。キエーヴォはそれでも反撃のチャンスをうかがいながらパロスキがシュートを放つもボールは大きくポストを離れてしまう。

55分にはインテルが試合を完璧なものにするべく攻撃に出る。クズマノヴィッチのからのコーナーキックにメッジョーリー二がクリアランスを試みるもダンブロージオがこれをコーナーキックへとつなげる。再度コーナーキックにダンブロージオがボールをペナルティエリア内に挙げラノッキアがこれに反応。ネッラズーリは待望の追加点を入れることに成功した。

2点をリードするインテルは、守備においても抜かりはなかった。ネッラズーリが4-3のカウンター攻撃を仕掛けるときはグアリンは自身の能力を存分に発揮。

73分にはキエーヴォのかすかな望みは完全に消えてしまう。途中出場のルーベン・ボッタが出場早々に2枚目のイエローカードを受け退場。クズマノヴィッチの顔にボッタの肘が当たったことで警告を受けた後、ボッタはこの判定に抗議しこれでレッドカードを提示されてしまった。

この結果を受けネッラズーリサイドはオスヴァルドをコヴァチッチの代わりに投入した5分後にクズマノヴィッチとイカルディの代わりにエムヴィラとドドを投入。

82分には再びインテルにチャンスが訪れる。グアリンが左サイドから右足でキエーヴォゴールを襲うシュートを放つもビザーリがこれを抑えボールはコーナーへ。

試合終了のホイッスルが鳴りマンチーニ監督率いるインテルは勝利を手に入れた。マンチーニ体制となってリーグ戦初勝利を手に入れただけでなく、カラバフ戦に続き2試合連続のクリーンシートを達成する快挙を達成した試合となった。

12月21日日曜日にスタディオ・ジュゼッペ・メアッツァにラツィオを迎え入れ戦う試合は今年最後の試合となる。現在リーグ3位のラツィオはこれまでの対戦成績は非常に良いチーム。インテルは再び自身の体制を作り上げ、セリエAリーグ戦で再び勝利を取り戻す道半ばにいる。

キエーヴォ・ヴェローナ 0-2 インテル
得点:
19'コヴァチッチ, 55'ラノッキア

キエーヴォ・ヴェローナ: 1 ビサーリ; 20 サルド, 5 ガンベリーニ, 12 ツェサル, 34 ビラーギ; 8 ラドヴァノビッチ, 13 イスコ, 56 ヘテマイ, 23 ビルサ(64' 19 ボッタ); 43 パロスキ(64' 10 マキシ・ロペス), 69 メッジョリーニ(85' 31 ペリッシエール).
控え: 25 バルディ, 90 セクリン, 3 ダイネッリ, 7 ラザレヴィッチ, 10 マキシ・ロペス, 14 コフィー, 19 ボッタ, 24 スケロット, 26 エジマール, 31 ペリッシエール, 63 ベッローモ, 84 マンガニ.
監督: ロランド・マラン.

インテル: 1 ハンダノヴィッチ; 55 長友, 23 ラノッキア, 5 ファン・ジェズス, 33 ダンブロージオ; 13 グアリン, 18 メデル, 17 クズマノヴィッチ(75' 22 ドド); 10 コヴァチッチ(81' 7 オズヴァルド); 9 イカルディ(75' 90 エムヴィラ), 8 パラシオ.
控え: 30 カリーソ, 6 アンドレオッリ, 7 オズヴァルド, 14 カンパニャーロ, 15 ヴィディッチ, 20 オビ, 22 ドド, 25 エムバイエ, 44 クルヒン, 54 ドンコール, 90 エムヴィラ, 97 ボナッツォーリ.
監督: ロベルト・マンチーニ.

主審: マッサ.
副審: ムソリーノ, スケノーネ.
第4審判: バルビラーティ.
追加審判: チェルヴェレイラ, カンドゥスィオ.

警告22'イスコ, 38'ツェサル, 42'メッジョリーニ, 72'ボッタ, 45'ハンダノヴィッチ
退場: 72'ボッタ


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