ミラノ発-長友の退場処分が試合の流れのターニングポイントとなり、インテルは初黒星を喫した。
得点は両チームに1点ずつ入り、1-1となり、インテルにとって勝ち点3を取りに行くには十分可能性のある戦いだった。10人で11人と対戦することは疑いようもなく、かなりの負担の強いられ、試合の結果を変えるにはハードルが高すぎた。
カリアリは、全く恐れることなくここミラノで4-1で勝利を手に入れた。
ゼーマン監督率いるカリアリは前半10分に前線の隙を突き、インテルのディフェンスラインを突破した。サウは走り抜け、強烈なシュートでハンダノヴィッチの守備を撃破した。それからすぐ、インテルはすかさず反撃に出る。パラシオがペナルティエリアから相手ゴールを突くシュートは相手のゴールポストを揺らすには至らなかった。
同点弾が18分にやってきた。カリアリのディフェンスの動きが鈍い中、パラシオが獲得したフリーキックをクイックスタートで、左サイドから走りこんできたオスヴァルドがパラシオのパスを受けシュート。しかしインテルの反撃はそこで止まった。前半27分に長友がレイトアタックにより、この試合2枚目のイエローカードを受ける。長友はコスの背中を明らかに掴んでいた。審判に度重なる判定への抗議もむなしく、試合早々に退場処分を受けた。
それから2分後にカリアリの前線が動いた。デッセーナがペナルティエリアギリギリのところからシュートを放つもハンダノヴィッチがセーブした。しかしボールは跳ね返りそれをエクダルがインテルのポストに沈めた。さらにイバルボが追加点を決め試合は1-3となった。
ネッラズーリはドドが膝の痛みを訴え、前半に続き後半にも貴重な戦力を失ってしまった。カリアリの攻勢の前にインテルの抵抗も無力にも見えた。ハンダノヴィッチはコスのPKを上手くセーブするも、その1分後には、コーナーキックからの混乱に乗じてエクダルにハットトリックを許してしまった。
インテルは後半の立ち上がりから試合を振り出しに戻そうと試みた。オスヴァルドが決めたゴールはオフサイドの判定を受けた。さらにパラシオがダンブロージオからのクロスに反応し得点を入れようと試みるもGKクラーニョの壁に阻まれた。ネッラズーリはゴールを入れようと焦っていた。ヴィディッチがフリーキックからのボールに合わせヘディングで対応した。今回先発から外れたイカルディがパラシオの代わりに投入されたがスコアボードに新たな得点を書き加えるには至らなかった。
インテル 1-4 カリアリ
(得点:18'オスヴァルド / 10'サウ, 29', 34', 44'エクダル)
インテル:1ハンダノヴィッチ、6アンドレオッリ、15ヴィディッチ、5フアン・ジェズス、55長友、88エルナネス、18メデル(46'グアリン)、10コヴァチッチ、22ドド(43'ダンブロージオ)、8パラシオ(69'イカルディ)、7オスヴァルド
控え:30カリーソ、46ベルニ、9イカルディ、13グアリン、17クズマノヴィッチ、20オビ、23ラノッキア、25エムバイエ、28プスカス、33ダンブロージオ、44クルヒン、90エムヴィラ
監督:ワルテル・マッツァーリ
カリアリ:27クラーニョ、21バッルツァーノ、32カッピテッリ、15ロッセティーニ、8アヴェラール、16デッセーナ(89'ジョアン・ペドロ)、4クリセティグ、20エクダル、23イバルボ(69'ファリアス)、25サウ(73'ロンゴ)、7コッス
控え:28カルボーニ、3ムルー、9ロンゴ。10ジョアン・ペドロ、13カイオ・ランゲル、14ピッサーノ、17ファリアス、30ドンザ、33カプアーノ
監督:ズデニェク・ゼーマン
警告:長友25’28’、ロッセンティーニ45’、サウ45’、グアリン82’、バルツァーノ82’
退場:長友28’(イエロー累積2枚)
主審:バンティ
副審:バルビラーティ、ガヴァ
第4審判:イオリ
予備審判:トンマージ、ミネッリ
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INTERVISTA WALTER MAZZARRI POST INTER-CAGLIARI