セリエAシーズン第2節はスマッシュ・ヒットでサッスオーロに完勝。イカルディがハットトリックを達成、オスヴァルドが2得点をゲット、コヴァチッチとグアリンがそれぞれ1得点ずつスコアシートに刻んだ。
ミラノ発-対サッスオーロ戦はスタディオ・ジュゼッペ・メアッツァでのシーズン初の試合だった。若い選手がそろったクラブがリスタートを切ったことをマッツァーリ監督は再確認。コヴァチッチやドド、イカルディらはインテルに勝利をもたらした。試合開始わずか4分にコヴァチッチはボールを左サイドから相手側守備をかいくぐりボールをシュート。GKコンシーリがコヴァチッチのシュートを何とかしてセーブするがイカルディは、こぼれ球を見逃すことなくしっかりとボールを押し込み先制に成功し1-0とリードを取る。
ネッラズーリMFがメデルからの中央へのパスに合わせ歩み寄りドドがサイドから攻撃を仕掛ける。前半13分に攻撃を仕掛けヴルサリコがクロスを上げザザがそれに合わせるがインテルのゴールをとらえることはできなかった。間もなくしてヴルサリコは負傷のためその座をガッツォーラに譲った。長友はドドのクロスに合わせボレーで対応。もう少しでゴールを狙えるところだったが、上手くいかない。それからオスヴァルドから落ちたボールをコヴァチッチが拾い2点目をゲットし2-0。サンシーロの観衆からは大きな歓声が沸き起こった。
前半30分には、エルナネスが巧みにボールを捌きイカルディへ。3点目を決めた彼はポスト彼方に吸い込まれるシュートを放ち喜びの表情を浮かべた。前半はまだまだ見せ所満載の展開だった。意気揚々のドドは左サイドから激しいプレスを仕掛け、彼の激しい攻撃をなんとかGKコンシーリにセーブされたが、オスヴァルドが今シーズンのホーム戦初のゴールを抑えることができなかった。アディショナルタイムが1分追加され前半が終了。ネッラズーリは前半からファンを大いに楽しませ4-0でリードしハーフタイムを迎えた。
後半は前半の展開と同じように面白い展開が待っていた。オスヴァルドがGKを試すかのようにミドルシュートを後半早々から放った。エルナネスがコヴァチッチにパスし、かつて5月に行われたインテルvラツィオ戦で見せた同じようなアシストをした。イカルディがコヴァチッチのアシストを受け、ハットトリックを達成。後半15分にはベラルディがフアン・ジェズスの顔面にひじ打ちをし、主審のカルヴァレーゼ氏はレッドカードを提示し一発退場。ここで2人の選手を交代。長友に代わりエンバイエ、コヴァチッチに代わり、グアリンが投入された。コヴァチッチはピッチから出る瞬間、スタジオの大勢の観客からはスタンディングオベーションのなか、大きな拍手と歓声が沸き起こった。
後半27分にはペナルティエリアにいたオスヴァルドにグアリンがボールを挙げ、オスヴァルドがそれに反応し6点目を追加。グアリンはそれに満足することなく、さらに自らが点を取りに行った。グアリン自身の巨砲が火を放ち、ポストの中にボールが吸い込まれスコアボードに7点目が記入された。またインテルにはドドに代わり、パラシオを投入。
今回の試合は2013年9月22日の昨シーズンでの第4節の試合と全く同じ結果で終わった。前回の対決でインテルはホーム戦で7得点を挙げる結果となった。今回の試合のように大量得点でトラパットーニ監督時代のアタランタを7-2で打ち負かした。同じような大量得点で相手を打ちのめしたのは1966年3月16日の7-0で勝利した時代までさかのぼらないと見つからない。”偉大なるインテル”時代のチームでブレッシアを粉砕した試合では、ドメンギーニが2得点、マッツォーラがハットトリック、ジェイルとファケッティがそれぞれ1得点をスコアボードに入れた試合だ。
どんな評価にせよ今回の試合はほぼパーフェクトマッチとなり、ファンにそれを示した内容だった。チーム自体は素早く移動し、体を再充電する必要があるだろう。この試合後すぐにはキエフへと向かい、水曜日には欧州リーググループステージの戦い（vsドニプロ）が待ち受けている。
インテル 7-0 サッスオーロ
4'、30'、53' イカルディ、21'コバチッチ、44'、72' オスヴァルド、73'グアリン
インテル: 1 ハンダノビッチ; 6 アンドレオッリ, 23 ラノッキア, 5 フアン・ジェズス; 55 長友（62'エンバイエ）, 88 エルナネス, 18 メデル, 10 コバチッチ（64'グアリン）, 22 ドド（76'パラシオ）; 7 オスヴァルド, 9 イカルディ
控え: 30 カリーソ, 46 ベルニ, 9 パラシオ, 13 グアリン, 14 カンパニャーロ, 17 クズマノビッチ, 20 オビ, 25 エンバイエ, 33 ダンブロージオ, 44 クルヒン, 90 エムヴィラ
監督：マッツァーリ
サッスオーロ: 47 コンシーリ, 11 ヴルサリコ（18'ガッツォーラ）, 26 テッラノーヴァ, 13 アリアウド, 31 ペルーゾ, 8 ビオンディーニ, 4 マニャネッリ, 7 ミッシローリ（46'タイデル）, 10 ザザ（65'パヴォレッティ）, 17 サンソーネ, 25 ベラルディ
控え: 1 ポミーニ, 3 ロンギ, 5 アンテイ, 14 パヴォレッティ, 15 アチェルビ, 16 ポリート, 19 タイデル, 23 ガッツォーラ, 33 ブリーギ, 83 フローロ・フローレス, 95 グリオッツィ, 99 フロッカリ
監督: フランチェスコ
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