レイキャビク発-任務完了。インテルは3得点のゆとりを持ち、欧州リーグ・グループステージの第一歩を踏みアイスランドから帰国する。前半40分にイカルディがストヤルナンの守備を破り先制点をは獲得。前線にいたネッラズーリは喜びを表すことはしなかった。ドドが2点目を得点した後にはベンチスタートのダンブローシオが試合終了間際に3点目を刻み込んだ。チーム・マッツァーリは”安全運転”で来週の木曜日に行われるリターンレグに挑む。
イタリア時間の23:00、インテルは2014/15シーズン用最新ユニフォームに袖を通しフィールドに展開した。彼らチームの名前に由来はアイスランド語で“星”を意味し、20日夜の試合もイタリア人監督マルチェロ・リッピが初戦で敗れた会場で星と同じように輝きを放つような試合内容を望んで試合に挑んだ。
マッツァーリ監督は3-5-1-1の陣形で選手らを配置し、ポスト守護神をハンダノヴィッチ、守備後方にラノッキア、ヴィディッチにフアン・ジェズス、ジョナタンとドドをミッドフィールドに幅広く配置、エムヴィラの両脇にはエルナネスとコヴァチッチを中央付近のスペースに、ボッタは1トップのイカルディの後ろに配置した。ストヤルナン側は非常にコンパクトに対応し、明らかに警戒を強めた4-2-3-1の形を取った。
時間がゆっくりと流れる中、相手の弱点にインテルサイドは気づき、試合開始早々に突然チャンスはやってきた。ラノッキアがジョナタンのコーナーキックに合わせて後方より近づきヘディングで合わせようとする。GKヨンソンがシュート阻止にミスをするもフィンセンが上手くクリアする。
ストヤルナンは確かに非常にしっかりとしたプレーをするアイスランドチームだ。インテルと対戦するまで6月18日以来ずっと15戦とも打ち負かされることなく勝ち進んできたチームだ。彼らはこれまでの対戦カードの試合をしっかりと吟味しながら、今ではリーグトップに君臨するチーム。彼らの堅いディフェンスは監督でありかつてこのチームの選手であったルナール・パール・シグムンドソン氏によって築かれたものだ。結果その堅いディフェンスによってネッラズーリは前半40分までずっと堅いディフェンスを突破するチャンスを模索し続けることになった。
マウロ・イカルディが放った右足からのシュートが先制ゴールとなる。イカルディは冷静な対応で、ドドからのクロスのこぼれ球をしっかりと決め、この対応はその夜の中でも最も印象的なパフォーマンスとなった。
ネッラズーリは得点獲得に向け貪欲に突き進み、ゴールを上げる結果につながった。
監督はリスタートで選手らの動きを落とさないようにするため、そのまま攻撃の手を緩めないようハーフタイムの間、明確な指示を攻撃陣に出した。そして結果ピッチに戻るや否や後半も始まって数分もしないうちに2点目を追加。
ジョナタンがエルナネスからのスルーパスをしっかりとつなぎ、ポストから離れたところからドドがヘッドを合わせる。マッツァーリ監督のスコアリング・ブックに追加点が記入された。
1時間が過ぎたところでボッタと交代したオスヴァルドにとって黒と青のユニフォームに袖を通して公式戦デビューとなった。それから数分後にはヴィディッチはファウルを犯し、初めてのイエローカード(この試合で唯一のカード)をもらい相手にフリーキックを献上してしまった。
シグムンドソン監督は、残り20分のところで前線の攻撃力を高めるためにトフトとヨハンソンを投入しルナールソン、グンナールソンらを交代した。一方でフィンセンがロングレンジからのシュートでインテル側に脅威を与えたが、ハンダノヴィッチの懸命な対応で阻止することに成功。
オスヴァルドが86分には彼自身の実力を見せつけたが、ほんの数センチのところで彼の初ゴールの機会を逃してしまった。巧妙に二人をかわして、カーブシュートを放つものの、相手GKの手をかすめ、ポストにボールが当たってしまう。
20日夜の試合に初めて登場したダンブロージオ。しかし彼は試合時間終了際に後半2点目をネッラズーリにもたらした。クズマノヴィッチはエルナネスに代わりピッチに入り、彼が終了間際に放ったシュートはイタリアから応援にやってきたサポーターを大いに沸かせた。
結果3-0でファーストレグを終え、来週28日木曜日に行なわれるセカンドレグの為メアッツァに戻る。セカンドレグは今シーズンインテルにとって初めてのホーム戦となる。この試合をお見逃しなく!
以下詳細
ストヤルナンvsインテル:0-3(前半0-1)
得点:イカルディ40分、ドド47分、ダンブロージオ89分
インテル出場選手:ハンダノヴィッチ、ラノッキア、ヴィディッチ、フアン・ジェズス、ジョナタン(ダンブロージオ75’)、エルナネス(クズマノヴィッチ89’)、エムヴィラ、コヴァチッチ、ドド、ボッタ(オスヴァルド61’)、イカルディ。
控え(出場なし):カリーソ、アンドレオッリ、グアリン、オビ
監督:ワルテル・マッツァーリ
ストヤルナン: 1 ヨンソン, 4 ベメルンド, 9 ラクスダル, 14 アルナソン, 29 ラウシェンベルグ, 7 A・ヨハンソン, 8 プンジェド, 16 ルナルソン, 10 グンナルソン, 11 ビョルグビンソン, 17 フィンセン 控え: 25 ヨハンセソン, 2 ラクスダル, 12 エジソン, 23 ブロンダル, 20 オテセン・パルソン, 24 トフト, 27 G・ヨハンソン
主審:マリヨ・ストラホニャ
副審:シニシャ・プレムザイ, イゴール・クルマール
第4審判員:フラン・ヨビッチ
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