フィラデルフィア発-インテルは余裕を持ってローマを2-0のスコアでギネスカップでの試合に勝利を収めた。ヴィディッチと長友の2人のディフェンスはゴールをしっかりと守り、チームマッツァーリに勝利をもたらした。
イタリアのチーム対決はNFLのフィラデルフィア・イーグルスの本拠地 リンカーンフィナンシャルフィールドで執り行われた。観客席には本当の意味で、10年以上にわたるクラッシック・マッチの歴史の証人になるイタリア人が大勢いた。
マッツァーリ監督はインテルを3-5-2の体制で選手らを配置した。ハンダノヴィッチ、アンドレオッリ、ヴィディッチ、フアン・ジェズス、長友、ジョナタン、エムヴィラ、クズマノヴィッチ、ドド、ボッタ、イカルディで構成。一方対するローマはガルシア監督のシステム4-3-3でメンバーはスコルプスキ、フロレンツィ、アストリ、カスタン、エマヌエルソン、ピアニッチ、デ・ロッシ、ナインゴラン、イトゥルベ、デストロ、リャイッチで構成。
試合はゆっくりとしたペースで始まり、両チームは相手の出方を慎重に見極めようとしていた。そこからクズマノヴィッチがイテュルベの放ったシュートが中央を狙いそのボールを右足で蹴り返す。(ハンダノヴィッチも簡単にやり返す。)クズマノヴィッチはその後もコンスタントに前線へとほかの選手らチャンスを探りだしローマのGKに前半22分試練が訪れた。ちょうどその直前には水分補給のホイッスルが鳴る寸前だった。
31分にはジョナタンがイカルディからのクロスを受け取ろうとするが、アルゼンチンのヘディングが奪う。その4分後にはナインゴランがスペースを自ら作り、中央にシュートを放つ。けれどもハンダノヴィッチの活躍によってその危機をしのいだ。
ハーフタイム直前間際、ドドが左サイド側からのフリーキックを獲得。ボールはペナルティエリアへと飛んでいきヴィディッチが合わせヘディング、スコルプスキーの努力もむなしくインテルが先制ゴールを挙げた。両チームはそのまま前半を終了し、インテルは1-0でリードした。
後半のキックオフ直後にローマにとって最大のチャンスが訪れる。デストロが自分がマークされていないことに気づき、ぺアルティエリアの中に入る。何とかしてヘディングを決めようとするが枠を捕らえることができない。57分にはイトゥルベがネッラ―ズーリの陣地を狙う。ヴィディッチの素晴らしいディフェンスによってナインゴランのシュートはポストから外れる。7分後には再びナインゴランのヘディングがゴールを狙うもヴィディッチが彼よりも少し高い位置で妨害する。
両チームがそこでメンバー交代を行う。ローマはエマヌエルソンからデロッシ、ピアニッチ、デストロらをそれぞれコール、ケイタ、ウチャン、トッティに交代。一方インテルはボッタ、クズマノヴィッチ、エムヴィラ、ドド、ハンダノヴィッチそしてジョナタンをカリーソ、コヴァチッチ、ラクサール、ダンブローシオ、グアリン、クルヒンに交代。
それから68分にインテルは再びスコアボードに得点を追加。エリア内の外れたクロスに長友が反応。日本人フルバックが彼自身初めてのシュートでクロスバーの下あたりにボールを沈めネットを揺らした。
さらに選手交代。ローマのロマニョーリ、サナブリア、とボリエッロをベナティア、リャイッチ、イトゥルベに入れ替える。一方ネッラズーリはアンドレオッリ、エムバイエ、シルベストレをラノッキア、長友、ヴィディッチに置き換える。
85分にトッティが空いたスペースにいるサナブリアめがけて正確なシュートパスを回す。向かったカリーソは1対1対決、サナブリアがインテルキーパーめがけてシュートを打つが巧みにボールを抑え、スコアボードを書き換えるには至らなかった。
試合は2-0で強豪チームを下し、インテルが勝利。ネッラズーリは試合ごとに着実に進化を遂げ、マッツァーリ監督が選手らに求めるある種のメンタリティを示す結果となった。
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