マッザーリ:「ポジティブな面が多いシーズンだった」

「夏の時点ではヨーロッパ復帰は決して当たり前な目標ではなかった。このシーズンがネガティブだったという意見は理解できない」

[ミラノ] 「数字や順位が価値ある世界なので、私はシーズンが終わるのを待ってから喋ることにしたのです。ヨーロッパの舞台に復帰することは、夏の時点でそんなに当然な目標ではありませんでした。従って、非常にポジティブなシーズンだったと思っていますよ。我々はいろいろと良いことをたくさんやりました。私のスタッフと、与えられた選手陣からベストを引き出すために支えてくれたすべての人に感謝しています」。“ジュゼッペ・メアッツァ”スタジアムのプレスルームでシーズン最後の記者会見に臨んだヴァルテル・マッザーリ監督はこう語った。

「私が来シーズンの監督であることは確実かって?  まったくもって確実ですよ。契約があることもありますしね。ヨーロッパリーグ出場が決まった時点でトヒル会長から電話があったのは嬉しかったです。目標を達成できたことに会長は大満足でした。モラッティ名誉会長だって満足なのも嬉しいですね」

「目標を達成できたシーズンをポジティブだったととらえる以外、どうすればいいのでしょうか? 我々がどういう状況からスタートしたかを思えば、ヨーロッパは決して簡単な目標ではなかったのです。このシーズンがネガティブだったという意見は理解できませんね」

「私の最も大きな過ち? 後から思えば、監督としてもっとできたな、と感じる試合はいくつかあります。全体的に見てドローが多すぎましたし、リードしているのに追いつかれて勝利を逃してしまったこともありました。冷静さと決定力に欠けていた時もありましたしね。でも、すべての責任は私のものですよ。勝った時だって、私は満足することはありません。いつだって、私が第一責任者なのです」

「私はマスコミの皆さんに愛されていないかも知れませんが、自分自身に非常に厳しいという性格なのです。自分の仕事についての批評や、スタッフの意見を常に意識していますよ。最終的に決断を取るのは私ですが、全員の言い分を聞いているのです。私は対話をいつも求めているのです。メディアや評論家の皆さんとも、お互いに考えていることを面と向かって言い合うことを望んでいます。しかし、適切ではない前提から生まれる批判は受け入れません。そういうのは無視します」

「私の契約更新に関しては、ピエロ・アウシリオSDが明言しました。重要なのはリスペクトがあるということですが、私は常にリスペクトを払われてきています。現時点でまだ契約がありますし、私はナポリでも契約が切れようとしている状態であるにも関わらずしっかりと仕事をしました。とは言え、近日中に契約延長の話もする予定です。長期の計画に基づいて一致団結して進みたいという強い意志があることが重要なのです」

「この特殊なシーズンで、インテルの歴史に名を刻んだ4人の偉大なカンピオーネたちを指導できたことは私にとって大きな名誉だったと言わせてください。彼らは私と同じにインテルをヨーロッパの舞台に復帰させたい気持ちに満ちていたのです。だからこそ、ベストの形でお別れの挨拶ができたと思いますね。この選手たちの存在は大きかった分、その穴を埋めるのは難しいですが、私としては1シーズンをインテルで過ごしたおかげでいろいろと分かってきたというのがあります。来シーズンに向けてしっかりとした土台が作れたと思いますね。インテルらしい、ポジティブなメンタリティが復活しましたし、この精神で来シーズンに臨みたいです。数々の若手選手が経験を積んで成長したことも、来季に向けてポジティブな感覚を与えてくれるものです」


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CONFERENZA STAMPA WALTER MAZZARRI 21/05/2014 12:30 CEST

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