マッザーリ:「今夜の勝利はサネッティに捧げたい」

「ダービーの雪辱を果たしたかった。選手たちにはキャプテンのために良い勝利を手にしようと言ってあった」

[ミラノ] インテル対ラツィオ終了後、ヴァルテル・マッザーリ監督は“ジュゼッペ・メアッツァ”スタジアムで報道関係者の取材に応じ、次のように述べた。

「重要な目標を達成した? 私は今シーズンをいかに管理できたかに満足していますが、決算をするのは来週の日曜日が終わってからにしましょう。 コヴァチッチ? 伸びてきています。様々な面での改善を必要としていましたが、試合ごとに成長しているのが目に見えます。まあ、分かっていたことですけどね。ただ、とても若いというのがあったのです。スタッフに感謝していますよ。私の指示に従ってしっかりと対応してくれたので、マテオも向上できたのです。彼に関しては、指導者側が良い仕事をしているのだと思いますね。個性とずば抜けた素質の持ち主でありながら、それをチームのために活かすようになる必要があったのです。今日は得点することを目指した実質的なプレーを見せましたし、ほぼすべてのことをうまくやってくれました」

「選手たちはダービーの雪辱を果たしたい気持ちでいっぱいだったのです。試合が始まっていきなり不利な状況になってしまいましたが、あそこからただちに立て直せたのが良かったです。監督が批判されたりするのはこの世界の付き物だということは分かっていますよ。むしろ、すべて監督のせいにしてもらった方が選手たちは気楽に練習に集中できるので、それで結構です」

「(サネッティが先発メンバーに含まれていないことが分かった時点で)一部のファンからブーイングされたことについて? 正直言ってブーイングは聞こえてませんね。私は試合に集中していたので。チームの第一のファンは私ですよ。負ける時は、誰よりも私がむしゃくしゃして夜も寝られないくらいですから。これは特殊なシーズンなので、何が起きてもおかしくないのです。ダービーで負けることだってありますよ。ダービーでの敗戦が初めてだったわけでもないでしょうしね。ただ、あの負け方が良くなかったのです。でも私が監督なので、責任は私にあるということで結構です」

「これは私のキャリアで最も大変なシーズンかって? シーズンが終わるのを待ちましょう。ナポリとミラノの違い? 私にしてみてはどこも一緒ですよ。何よりも、人々にはっきりと状況を説明して、客観的にどういう困難があるのかを理解してもらうことが重要だと思っています」

「来シーズンは違うサッカーをやるつもりかって? ええ、すでに明解なビジョンを持っています。実は1月の時点でも明解な考えを持っていたのですが、選択を強いられて調整する展開になったのです。来シーズンに向けて思い描いているチームを改めて作っていきたいと思います。私のサッカーはカウンターに頼るという意見には賛成できません。私が思い描くサッカーはちょっと違いますが、選手の特徴にもよるのでね」

「ヨーロッパリーグ? これまで順位表を見たことがないし、今も見るつもりはありません。もう出場権は決まっている? いいや、我々としてはできる限り多くの勝ち点を獲得しなくてはいけないという目標は変わりません」

「サネッティに何て言いたいかって? ハビエルのためにも、この試合がこういう結末になって良かったです。選手たちには、キャプテンのために良い勝利を手にして盛大なフェスタになるようにしよう、と言ってあったのです。彼は参考にすべき手本です。私はシーズン中に若手にサネッティを見習うようにと何度も言いました。この勝利は彼に捧げたいです」


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