[ミラノ] 第19回“ジェントルマン・アワード”授賞式が開催された8日夜、インテル選手としてサプライズ賞に輝いたジョナタンは、会場の“マリオット・ホテル”に集まった報道関係者の取材に応じて、次のように述べた。
「僕にとって非常に重要なシーズンですが、 これは特に重要な賞です。真価を示したい気持ちが強かったし、来シーズンも良いパフォーマンスを見せるようがんばりたいです。僕に投票してくれた皆さんに感謝しています。そしてマッザーリ監督とそのスタッフ、常に支えてくれた家族、僕のサッカーを信じ続けたファンにお礼を言いたいです」
「今の僕らはチームとして、すべての力を合わせて戦わないといけないのです。宿敵との対戦で敗北を喫したのはともかく、これは僕らの真の力を見せないといけない時なのです。次のラツィオ戦に勝って僕らの真価を見せて、ヨーロッパリーグ出場権獲得に近づきたいです」
「サネッティ? 彼は偉大な選手、僕らのキャプテンです。彼はインテルだけではなくて、サッカー全体にとって非常に重要な選手だったのです。彼にとって土曜日は大いなる感動の試合になることは確かですけど、彼も言った通り、何よりも大事なのはインテルが勝つことなのです。チームが勝てば、彼も一層喜ぶことでしょう」
「チームはマッザーリ監督と一体しているかって? 100パーセントそうですよ。僕が思うには彼はインテルに相応しい監督なので、続投することが願いです。チームがヨーロッパリーグ出場権を手に入れれば、クラブとしても監督の続投を決めるのが一段と簡単になることでしょう。マッザーリはいつだって勝つことを強く望む監督なのです。来シーズンのインテルは監督の指示通りの補強によって一段と強化されて、チャンピオンズリーグやスクデットといった大きな目標を目指して戦えるようになるでしょう」
「ファンがダービーの結果に不満を感じているのは分かりますよ。でも、今は一段とチームと監督を支える時なのです。この残り2試合に勝たないといけないわけですが、まずはラツィオ戦です。ファンには、チームに盛大な声援を送って最後までサポートしてくれと言いたいですね」
「ダービーは手痛い敗戦でしたけど、僕らは監督と共にヨーロッパを手にしたいのです。監督はチームの支持があることを知っていますし、ロッカールームの雰囲気はとても良いですよ。ミラン戦のことは忘れて、ラツィオ戦に集中するようにしないといけません。敗戦の後は、周りの人はみんなチームは監督から離れたとか、監督が選手に怒っているとかで騒ぐものですけど、それはすべて嘘です。僕らはとにかく何をやるべきかしっかりと把握して、ラツィオ戦で実行するようにしないといけません」
「ダービーでサネッティに出番が与えられなかったことについて? 監督の決断はすべてチームの為を思って取られているのです。監督がサネッティを起用しないと決めたなら、それなりの理由があるからです。僕は、勝利を目指していたからの采配だったと思っています。他の試合でも、そういったことがありましたしね。監督は各試合で何をやるべきか把握しているのですよ。チームのみんなは彼と団結しています」
「サネッティから学ぶことはたくさんあります。何をやっても、偉大なプロ意識を見せる人です。ケガしたことなんて本当にめったにないですしね。選手を引退するのは残念ですよ。でも、いつまでもチームの傍にいることでしょう」
「ニウトン? 知ってますよ。一緒にプレーしたことがあるのでね。でも、こういうのはクラブが扱う件なので」