コヴァチッチ:「インテルで学んで成長したい」

「マッザーリ監督とは頻繁に話し合い、サネッティやカンビアッソ、ミリートやパラシオから学んでいる。最も良い言葉を向けてくれたのはハンダノヴィッチ」

[アッピアーノ・ジェンティーレ] サンプドリア戦で優れたパフォーマンスを見せたマテオ・コヴァチッチは15日、“Sky Sport 24”のインタビューに応じて自身について次のように話した。「満足していますよ。僕は若くてまだ学ぶべきことがたくさんありまけど、インテルみたいなビッグクラブにたどり着けたのです。プライベートではどんなタイプなのかって? 家にいたり、せいぜい友だちと外食したりするのが好きで、あまり騒いだりするのは好きじゃないです。おとなしいタイプなんで、家で友だちと映画でも見たりするのが良いですね。イタリアサッカーは非常に難しいと思います。イングランドやスペインみたいにスペースがないですけど、守備や戦術とかいろいろと勉強になります。まだ得点できていませんけど、時間はあるので」

「次のパルマ戦でゴール? そうなったら良いですね。毎回、インタビューでそう言うんですけど、なかなか初得点が出ないみたいなので(笑)。自分に足りないもの? 多少のずる賢さと、相手選手をかわせてもまだゴール枠がしっかりと見えていないという点でしょうか。監督や経験豊富な先輩たちと話して、その辺を改善しようと努力しています。シュート練習もしているのかって? あらゆる面でトレーニングを重ねていますよ。守備やピッチでのポジショニングに関する練習もしています」

「マッザーリ監督との関係? しょっちゅう話し合っています。僕が試合に出る時も、出ない時もね。監督は僕がボール扱いがうまいというのは分かっているけど、ボールを持たない場面での動きもマスターしなくてはいけない、とよく言います。私生活についても話すことがありますよ。マッザーリ監督の下でやれるのは嬉しいですし、いろいろと学ぶことができると思っています。監督はとにかく焦るな、と言ってくれます。特に最近みたいに出番があまりない時は、良い形でトレーニングすることに集中しろ、と言ってくれるのです。今回はサンプ戦でプレーできて、まあまあのパフォーマンスを見せられたので、この調子で続けたいと思いますね」

「成長のプロセスというのがあることを理解しています。先輩とも相談しましたけど、みんなこれが普通だと言ってくれました。試合に出られないことに不満を感じるのも当たり前のことみたいです。選手は誰だって、試合に出られないと不満なのです。ポジティブな不満ですよね。ユヴェントス戦は反省すべき点があってある種の転機になった? 最初の失点は確かに僕が悪かったのです。僕がカバーリングに入ってリヒトシュタイナーをマークすべきだったのです。あの試合は何回も何回も見ましたよ。ボールを持った場面ではすべて正しいプレーをやりましたけど、守備の面は良くなかったですね」

 「100パーセントのコヴァチッチを見られるのはいつになるのかって? 自分について話すのはあまり好きではありません。試合に出てプレーして、良い結果を出したいだけです。僕はまだ20歳になっていないですし、22歳くらいになったら良い選手に成長しているのかも知れないですね。チームメートでは、すごい経験を誇るサネッティを見て学ぶものはいろいろとあるし、“クチュ”(カンビアッソ)は守備面に優れているので彼を見るのも勉強になります。どんな時だってゴールを決めるディエゴ(ミリート)やロドリゴ(パラシオ)も参考になりますね。彼らからイタリア語も教えてもらっているのかって? その面で一番お世話になっているのはハンダノヴィッチです。彼とは気が合いますね。僕がインテルに来て以来、最も素晴らしいことを言ってくれたのは彼なのです。サッカーは人生と同じで、上り坂の時もあれば下り坂の時もある、と言ってくれたのです。サミル(ハンダノヴィッチ)は偉大なプロフェッショナルですし、彼から学べるものはたくさんあります。これからの数年でこのユニフォームを身に付けて大ブレイクするつもりかって? あまり先のことは考えないですね。僕はその日その日、考えていくタイプなので」


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