［ミラノ］ インテル対ボローニャ戦終了後、ヴァルテル・マッザーリ監督は報道陣の取材に応じて次のように語った。
「我々はここ最近ちょっと特殊な試合が続いていたので、プレッシャーを感じているというのはあります。今夜は数々のチャンスがあったにも関わらず、まるで勝つのが怖いような雰囲気が見られました。私は終盤になんとしてでも勝つことを狙って、ちょっと強引な交代をやりましたが、システムとチームのアイデンティティはそのまま保つことを意識しました。コヴァチッチは非常によかったですよ。エルナネスにしてもそうです」
「今シーズンのインテルの試合を見た者は、我々がヨーロッパリーグ出場権を得るに値するとを感じているはずです。サッカーは精密科学ではありませんし、今日は何が起こったのか分かりません。PKを外すというのは誰に起きてもおかしくないことです。ディエゴはカンピオーネですし、PKのスペシャリストです。それでも、今日はミスを犯したわけですからね。多分、我々はPKを打つことに不慣れになってしまったんでしょうね（苦笑）。ボローニャの2点目はフロックの部分もあったと思います。いずれにせよ、チームには全力を出し切ってよくがんばった、と言いました。この時期も過ぎていくことでしょう」
「私は不運の問題だとは言っていませんよ。偶発的な出来事に泣かされたと言っているのです。ボローニャの1点目にしても、2点目にしても、あれは向こうがラッキーではなかったとは言えないでしょう。我々にとってそういう時期なのですよ。PKミスも今のこの特殊な時期が影響していると思っていますね」
「ボローニャの最初のゴールまで、我々は良いサッカーをやっていたと言えます。なのに、相手が初めて攻撃を仕掛けた際に失点してしまうとは…。明日、（助監督の）フルスタルーピと一緒に試合のビデオを見て改めて分析するつもりです。いつだってミスを訂正するように努力していますが、ウチが許すゴールが特殊だというのはありますね。今日なんかも、（ボローニャ1点目の場面で）長友が落ち着きを保っていたら、あのように抜かれなかったことでしょう」
「ヴェローナ戦での私は、ハーフタイムで怒鳴り散らして、選手たちのアドレナリン分泌を刺激しようとしたのです。気を緩めて鈍くなってしまう癖が確実にありますからね。 リヴォルノ戦でのハーフタイムでは怒鳴るのを避けたのですが、結果からして後悔しましたよ。あの時、ロッカールームを破壊するほど怒ってみせるべきだったな、とね」
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