[サンタ・マルタ(コロンビア)] サンタ・マルタ市のバスティーダス地区に住む子供たちとのその家族は、日常的に麻薬売買に関連する犯罪と戦いながら暮らしている。コロンビアでは、中央/南アメリカから大勢の観光者を迎える一見明るい町が、裏ではこういった悲惨な矛盾を抱えているケースがよくあるのだ。
そんな地区で行われるインテルキャンパス活動には約100人の少年少女が黒と青のユニフォームを身に付けて参加しており、現地スタッフのオスカル・ボラーニョとコーチのフリオの指示に従って無邪気にボールを追いかけている。プロジェクトに参加する子供たちは学校へ通うことを約束しているため、サッカーを楽しむと同時に教育面で発展があるという効果が得られている。
コロンビアを訪問したインテルキャンパスのコーチ、ユーリ・モンザーニとアンドレア・ガルビアーティ、およびアルド・モンティナーロと現地コーディネーターのリカルド・マルティネスは、バスティーダス地区での活動が順調に進み、予定通りの成果を生んでいることを確認した。
今回の滞在の最終日、 子供たちへのビッグサプライズとして本格的なスポーツセンターでミニ大会が開催された。人工芝の最高のピッチでサッカーを思う存分やる可能性を与えられた少年少女が有頂天になっていたのは、言うまでもないだろう。