#ASKBERTI、ニコーラ・ベルティへのファンからのツイートが殺到!

「当時の最大のライバルはミランだった。ダービーの際はウォームアップの時から始まって相手選手を邪魔するようにしていた」

[ミラノ] 31日午後、インテル公式ツイッター@Interを通じてファンから寄せられた数々のツイートに答えたニコーラ・ベルティは、ピッチを駆け巡っていたころと変わらぬパワーとハイテンションぶりを見せてくれた。「俺にとってファンはすべてなのさ。俺は応援されて盛り上がるタイプなんだ。今でもスタジアムへ行くとインテリスタが『ニコーラ・ベルティ、ゴールを決めてくれ』というチャントを歌い上げてくれるなんて、信じられないよね。インテルでは本当に素晴らしい数年を送らせてもらったよ。サン・シーロのピッチに上がって観客の声援を浴びるなんて、人生でこれ以上のものはないね。計り知れないほどのアドレナリンが出て体中を走るんだ」

ファンからの質問に答えながら、ベルティはインテルの歴史に残る様々な人物の名前を挙げた。一緒にプレーした最高の選手は? ロナウド。これからのミラノダービーのヒーローは? マウロ・イカルディ。誠実な精神の象徴は? ジャチント・ファッケッティ。インテルの最もウィットに富んだ人物は? ペッピーノ・プリスコ。最大の悔いは、スクデットを勝ち取れなかったもののUEFAカップ優勝を果たしたジージ・シモーニ監督率いるチームでプレーできなかったことと語るベルティは、彼が現役だった時代はユヴェントスよりミランとのライバル心の方が強かったと述べた。

「当時のユーヴェなんてたいしたことなかったからね。ミランこそ本当のライバルだったよ。あの頃のサン・シーロではウォームアップに共用のジムを使ってたんだけど、その時点ですでにアイツらにちょっかい出してたよ、俺は。お互いにものすごいライバル心があったんだ。ミランの連中にはボールをぶつけるのが当然だったさ。1995年4月の3−1で終わったダービーを覚えてるかい? 誰よりも嫌なミラン選手、セバスティーアノ・ロッシ相手に俺が決めるってのは、宿命だったんだね」

ベルティはその後も一ファンとしてインテルを応援し続けており、試合のためにキエフやモスクワでも足を運ぶし、もちろんマドリードの夜もスタジアムにいたという。「あの夜で印象的だったのは、マッシモ(モラッティ)が普通の人と同じように、タクシーでホテルに帰っていく場面なんだ。考えさせられるものがあったね」

どうしてインテルはPKがもらえないのか? という質問に「それはレフェリーが判定ミスばっかりしてるからだよ」と答えたベルティは、ユヴェントスの実際のスクデットはいくつだと思うかと聞かれ、「絶対にアイツらが述べている数より少ないに決まってるさ」と笑いながら言い切った。

今後のインテルは2人の新しい選手が加わり、マッザーリ監督の下で来シーズンは3位を獲得して、その後は再びタイトルを手にするようになるだろうと予想するベルティは、自分はいつまでもクラブに尽くすつもりでいることを主張しながら、ファンからの無数のツイートに少しも疲れを見せることなく応じ続けた。中には、バイエルンを相手に雪のオリンピアシュタディオンでゴールを決め、インテルファンのスタンドに向かって突っ走るベルティの姿が忘れられないというインテリスタのツイートも。「あの時は、単にゴールを決めたという感覚では物足りない感じだったんだ。なんか、ゴールの歓喜というのをどうにかもっと追求したいという気持ちがあったね」。当時も、今も、黒と青に染まった心を持つ男、ニコーラ・ベルティ。彼はこれからもずっと、ネラッズーロだろう。


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