マッザーリ:「チームはしっかりとしている」

「今日の後半は複数のゴールが生まれてもおかしくなかったし、我々は勝利に値していた。今後に期待が持てる」

[ミラノ] 「ホームゲーム8試合で6ゴールしか決めていない? チャンスはいくつかあったかって? 今日の最後の30分間でも、我々がどれだけの好機を作ったか数えましたか? リストアップし始めたら、キリがないですよ」。インテル対ウディネーゼ戦終了後、ヴァルテル・マッザーリ監督はこう述べた。

「何はともあれ、前半は気に入りませんでした。 しかし、厄介なウディネーゼ相手に力が均衡している試合だった言えます。後半15分からの我々は、少なくとも2〜3得点に値するプレーを見せました。今日の試合の流れを見れば最初は相手を疲れさせて、向こうがエネルギーを消耗した段階でこっちがたくさんのチャンスを作ったわけです。でも、結局ゴールを決めることができないとね…。とは言え、選手たちは良かったですよ。将来に向けて期待を持てますね。チームは組織力があってしっかりとしているし、相手に隙を与えないサッカーを行っています。やるべきことをきっちりとやる時は、良いサッカーを見せていますね」

「今日はすべてのゾーンでしっかりとマークされていました。サイドから数多くのボールを送り出したのですが、そのうち一個をゴールに叩き込めば良かったのです。ゴールチャンスを作ったら、しっかりと決めなくてはいけないのです。まあ、ウディネーゼが相手だと確かに簡単ではありませんけどね」

「グアリンを下げてアルバレスを投入した采配について? 後半はエルナネスとカンビアッソをメディアーノとして据えて、前線は2トップのままにして、アルバレスとジョナタンのサイドで2対1の数的有利を作ることを狙ったのです。ウディネーゼはそうなることを予想していなかったので、対応できるようになるまで戸惑っていました。そこから我々が数々のチャンスを作れるようになったのです。何もかも良かったのですよ。足りなかったものは、ゴールと勝利だけなのです」

「イタリアサッカーでは、ウディネーゼのようなチームを90分間圧倒し続けるなんてことは考えられません。前半の我々は少し苦戦を強いられました。でも、後半に入って特に終盤に向かうに連れて、インテルのひとり舞台になりましたね。順位表? ここ2試合の出来具合も考慮すれば、勝ち点がもっと多くてもおかしくなかったです。この歩みを続けていけば、我々はベストの形で進むことができると思いますよ」

「前半のエルナネスはアランの積極的なマークに苦しんでいました。後半は少し硬さも取れて、戦術面では非常に良い動きを見せてくれました。重要なのは勝利を手にすることだったわけですが、チームは勝つためにできる限りのことをやったと思いますよ。アタランタ戦と同じで、今日の我々も勝利に値していたのです」

 「今シーズン、監督としての私の任務はチームが良いサッカーを見せるようにすることです。建設的なサッカーをやって、経験が浅い選手も成長させることが重要なのです。インテルでプレーするのはどういうことなのか、を分からせることが必要なのです。6月になったら、クラブの考えとポテンシャルに基づいて選択を進めていきたいと思います。適切な決断を取って、私のインテルでの2シーズン目を思い描いている方向に持っていきたいですね」

「ウルトーのハンドの場面ではPKが与えられてもおかしくなかった? インテルは32試合もPKをもらえていないわけですからね。PKを与えても与えなくてもおかしくない場面があるのは分かりますよ。でも、迷う場合もたったの1回すらウチに有利な判定にならないというのは、どういうことなのでしょうか?」


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