トヒル会長:「マッザーリと共にプロジェクトを進めている」

「彼が監督であるのはインテルにとってポジティブなこと。一緒に何かを作っていきたい」

[ミラノ] アッピアーノへ向かうためFCインテルナツィオナーレ本部を出た際、エリック・トヒル会長は待機していた報道関係者の質問に答えた。

 会長、アッピアーノではチームにどういう話をするつもりですか?

「チームと監督に挨拶するために“ピネティーナ”(注:“アンジェロ・モラッティ”センター) へ行きます。カンピオナートの試合はすべて難しいですが、再び勝ち点を得るようにすることが非常に重要です。1ポイントなのか3ポイントなのかは分かりませんが、とにかく勝ち点を溜めていくことが大事なのです」

ヴァルテル・マッザーリ監督は、これまでスクデットを目標にして作り上げられたチームを与えられたことはないと発言しました。来シーズンのインテルがそれになるのでしょうか?

「我々はすでに今シーズン、2人ほどの優れた選手を獲得しました。イタリアとヨーロッパでの競争力を上げるため、確実に他にも補強をしていきます。マッザーリは優秀な監督です。集中力とプロ意識が非常に高い人なので、インテルにとって彼が監督であるのは良いことです。我々は一緒に何かを作っていきたいのです」

会長はジェコ、モラ―タ、トーレスのうちのひとりがインテルに適しているかも知れないと仰いました。これから獲得するフォワードというのはこの中のひとりなのでしょうか?

「いいえ。新聞の記事で挙げられている名前についてコメントをしただけです。我々は名前を明かさないですからね。もし彼らの中のひとりがインテルにやって来たとしたら、良い補強になるだろうと言っただけです。選手の獲得はビジネスだけでなく、チームのため、マーケティングのためにならないといけません。これもクラブ経営の戦略のひとつですし、こういうことを進めて行くには銀行との協力関係も必要です。ビジネスの世界では、どこでもそうです」


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