ダンブロージオ:「マッザーリの下で上達してインテルで成長したい」

インテルチャンネル番組“Inter NOS”に出演したダニーロは「チームメートが常に助けてくれるので落ち着いてプレーできる」と述べた

[アッピアーノ・ジェンティーレ] 番組中、ダニーロ・ダンブロージオは以前チェルシーのオファーを蹴ってフィオレンティーナ入団を選んだ時の話もした。「難しい決断ではなかったですよ。家族と相談してフィレンツェに行くことを選んだのです。当時の僕はまだ15歳だったので、より平静な歩みを選んだわけです。もしチェルシーへ行くとしたら、父親が僕と一緒にイングランドへ引っ越して、母親は僕の(双子の)兄弟と一緒にイタリアに残ることになっていたので、家族がバラバラになっていたことでしょう。それに、フィオレンティーナはそれなりの歴史と栄光を誇るクラブで、当時は生まれ変わったばかりとは言え、チェーザレ・プランデッリ監督やパンタレオ・コルヴィーノSDという存在を誇るチームでした。僕と(双子の)兄弟はフィオレンティーナで一緒にプレーしたことがありますが、その後は違う道を行くようになって、彼は今レッチェに所属しています。いつかまた一緒にサッカーができるのが願いですね」

「インテルはとにかくビッグクラブなので、ここに来たばかりの頃はもちろん多少の不安はありましたよ。でも、先日のヴェローナ戦では冷静にプレーすることができました。先発するのが久しぶりだったのは確かですけど、精神的には良い状態でしたね」

「家族の中で僕に対して最も厳しいのは父親です。インテルに移籍する前は、僕が試合をやるごとに『もうひとつ小さなレンガを積み足したに過ぎない』と口癖のように言ってました。毎試合の度にそう言われていたもので、僕はある日『おやじ、どれだけのレンガが必要な建物なんだい?』と言い返したことがあるくらいですよ」

インテルでは特に誰と仲が良いのかと質問されたダンブロージオは、まず長友佑都の名前を挙げた。「長友は本当におもしろいヤツですね。僕らみんなを笑わせてくれるんですよ。あと、サネッティ、パラシオ、ミリート、ムディンガイ… みんなと仲が良いです。ピッチでも、チームメートはすごく助けてくれるのです。それもあってヴェローナ戦は落ち着いてプレーできたというのもありますね。これからの試合? 僕はしっかりと練習に打ち込んで、スタメンを選ぶ監督を困らせるつもりでいますよ。あとは監督が決めることに従って、自分の出番を待つだけです」

自分の生まれ故郷のチーム、ナポリについて「レベルが高いチームですね。優れた選手がいますし、今の順位がその実力を物語っているでしょう」とコメントしたダンブロージオは、インテルと自身の今後については次のように話した。「僕らは1試合1試合を僕らなりにこなして進んでいくことが大事です。来シーズンに向けての期待? チームとしての目標は欧州カップに出場して、できる限り高いところまで行くことです。僕としては成長したい気持ちでいっぱいですよ。来季カップ戦もあるとしたら、僕は今まで以上に常にスタンバイしていることが求められるので、毎日毎日努力を重ねて向上したいですね。僕の目標は成長して上達することです。しかも、サイドプレーヤーに重点を置く監督の下でやっているわけですから、監督が求めることをなるべく早く身に付けるようにしたいです」


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