モラッティ:「マッザーリはその手腕を発揮し、チームは向上した」

「トヒル会長は一段とクラブの件に取り組むようになっている。彼がインテルに適切な人材であることを見せているのは嬉しい」

[ミラノ] 18日夜、マッシモ・モラッティ名誉会長は国際アワード“Una vita per il calcio”授賞式に参加した際、集まった報道関係者の質問に答えた。

インテルから離れた生活はいかがですか?

「責任がある者に、決断を取って物事に対応していくスペースを与えるのは正しいことだと思っています。その意味では私はノスタルジーはないですよ。以前に比べてファン心が増した感じですね」

インテルの歩みに満足していますか?

「満足していますよ。チームは向上したし、監督はその手腕を発揮しているように思えます。彼はチームに自信を与えるだろうと期待して監督に選んだわけですから、実際そうなってきているのは嬉しいです。選手たちは、すぐに、我々が当初イメージしていた選手に戻りましたしね。みんな大きな目標を目指すことができる、レベルの高い選手であることを見せています。もう少し早くこうなってくれていれば、チャンピオズリーグ出場権も獲得できたかも知れませんね」

ここにきてのトヒル会長の仕事ぶりをどう評価していますか? あなたは会長がより存在感を示すようにすべきだと助言しましたが、彼はクラブ経営とメルカートで確かに存在感を見せました。

「正直言って、とても良い仕事をしていますよ。一段とチームの問題に取り組むようになっていますしね。感情を込めていると同時に、非常に冷静な判断をしています。彼はインテルに適切な人材であることを見せてくれているので嬉しいですよ。インテルは決して簡単なものではないですからね」

サネッティの今後は現時点で定かではないですが、彼についてコメントをお願いします。

「たまに彼と連絡取っていますよ。彼はまず、新しいオーナーによりよく知ってもらうことを必要していたのです。彼がどんな人間であるかを理解するには、実際に会ってみないと完全に分からないですからね。トヒル会長と話し合えた今、サネッティも安心していることだと思います。会長は彼に何ができるか理解できたでしょうし、それをやらせるようにすることだと思いますよ」

モラッティさんは前のようにインテルに携わりたいと思うことはないですか?

「以前の習慣で何かをやろうとして、今はもうそれができる身分ではないんだ、と思うことはありますね。でも、別な視点から物事を見るとノスタルジーはないですし、何もないですね。インテルを見ている楽しみがあるだけですよ。前とは違う特徴を持ったインテルですが、今後に向けての期待を持てるインテルですしね」

ヴィディッチ獲得の意味は?

「別に悪いことではないですよ! 経験豊富な名選手です。守備陣にはそういった選手が必要ですからね。これによってサムエルがいなくなるだろうということを意味しているのでしょうが、これは残念に感じざるを得ないことです。彼はまだ優れていることを立証していますしね。ともあれ、注意深く周囲をチェックするのは良いことです。その意味では、注意深い獲得だったと思いますよ」

ミランの現状について、どう思いますか?

「こういうのは難しい状況ですからね。口を挟むのは感じよくないでしょう」

メッシに関する様々な噂が出回っています。今や、ロナウドを獲得した時のような大胆なオペレーションが実行できる時代ではないのが残念ですか?

「あの時のオペレーションはそれなりに理にかなっていたものだったのですよ。今後も、ああいう感じのオペレーションを実行する可能性はいつだってあることでしょう。 ただ、メッシが最も適切な対象ではないと思いますね。イタリアのサッカーは変って、ちょっと魅力が減ったというのはあります」



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