［ローマ］ 「今日の俺たちは良いパフォーマンスを見せた。この試合を起点として、この調子で常にやるようにしないといけないね。ここ最近のフィレンツェとローマでのアウェーゲームを振り返ると、俺たちはインテルらしいサッカーを見せることができたのが明らかだ。これは大事なことさ。自信があり過ぎるのも危ないことで、時にはうぬぼれてしまうこともあるけど、上位チームじゃない相手の時もこういうようなパフォーマンスを見せるようにしないといけないのさ」。“スタディオ・オリンピコ”でのローマ戦終了後、エステバン・カンビアッソはこう述べた。
「俺たちはなんでハードな試合の方が機能するのかって？ 何よりも戦術的な問題だと思うね。今夜みたいな試合だと両チームとも勝利を狙うわけだけど、引き分けに満足するチームが相手の場合は状況が違うからね。そういったチームとの試合では、ローマ戦やフィオレンティーナ戦みたいにスペースが与えられないんだ。一方、勝利を目標に堂々とやるチームだと、やっぱり攻撃を重視するから守備を固めることはないというのはあるね」
「今夜のドローは妥当な結果？ 引き分けの時はいつも『勝っていてもおかしくなかった』と感じるものだけど、それはローマの選手も言っていることだろうね。まあ、これもサッカーさ。試合を最初から改めて見て分析しないと分からないね。とは言え、前半はインテルがローマより上だったことは確かだ。その後、向こうもいくつかのチャンスがあったけどね。いずれにせよ、結果を出すためにはゴールが必要で、今夜はどっちのチームもそれを決めることができなかったというのが事実さ」
「今シーズンの流れからして、結果だけではなくて毎試合でのパフォーマンスというものを分析することも重要だと思うね。今日の俺たちは、偉大なチームのホームで非常に良いパフォーマンスを見せたことを把握して喜ぶべきだと思うよ」
「自分の将来について？ 確実に言えるのは、俺はガセネタは嫌いだということだね。俺とインテルの間にはこれまでもこれからも常に率直な関係があるんだ。俺の今後がどういう展開になろうとね。散々ありもしない報道を目にしたけど、俺がすでにクラブと会長と話し合ったということなんて、デタラメだよ。とにかくインテルは俺の人生の一部なんだし、これからだってそうさ。来年、もしくは2年後、5年後、10年後にどうなろうと、俺は違う形でインテルに尽くし続けたいよ。例えそれが単なるファンという形でもね」
「今シーズン、チームの成長が止まってしまった時があったんだ。期待を上回る好調のスタートを切って、途中からこのユニフォームを身にまとうことの責任と義務感の圧力を感じるようになったのだと思うね。俺たちは生まれたばかりのプロジェクトの真っ最中なんだ。そこをあの快適な滑り出しを見せたわけだから、みんなの期待が本来抱くべきものより大きくなってしまったわけさ。でも、今日の試合とフィオレンティーナ戦を見ると、チームは改めて成長の歩みを再開したと言えるね」
English version Versión Española Versi Bahasa Indonesia Versione Italiana
INTERVISTE POST PARTITA ROMA-INTER
