[アッピアーノ・ジェンティーレ] 「ローマは組織力に長けていて、何をやるべきかしっかりと把握して良いサッカーを繰り広げるチームです。柔軟性に富んでいますし、カウンターを仕掛けるのも上手いし、スペースを活かすのも上手いチームです。と同時に激しいプレスをかけて相手を封じることにも優れています。ローマにはクオリティ、インテンシティ、組織力がありますね。スクデットを狙えるかって? それは私には分かりませんし、他クラブの事情について考えるつもりもありません」。ヴァルテル・マッザーリ監督は“アンジェロ・モラッティ”センターのプレスコンファレンスルームで開催されたローマ対インテル前日会見でこう語った。
「(ローマのルディ・)ガルシーア監督がイタリアでの初シーズンでこれだけ成功していることに驚いているかって? 優れた戦力が手元にあって、選手陣に自分の考えをうまく伝えることができれば、すぐに良い結果を出すことは可能だと思いますね」
「フィオレンティーナやローマみたいなチームは、いつだって積極的に勝利を狙う姿勢でプレーして、試合を支配しようとするのです。同時に、ローマは今季セリエAで最も失点が少ないチームですし、ガルシーア監督はチームに抜群な攻守のバランスを与えたのです。とは言え、我々だってやるべきことをベストの形でやれば、ローマ戦を素晴らしい試合にすることができると確信しています。フィオレンティーナ戦でのようなパフォーマンスを見せられれば、ローマ相手にも良い結果を出すことはできるのです」
「エルナネス? 彼は痛みをほとんど意識しないでいられる人間のです。完全に回復するように休養させることにしていたのですが、招集リストに復帰したので明日、先発で据えることが可能かを検討するつもりでいます。イカルディはようやく私の信頼に値するようになった? 信頼の問題ではなくて体調が良いか悪いか、しっかりと練習できるかできないかの問題だったのですよ。後半はトーンダウンすることを承知で先発させるべきかどうか、考えます。サムエル? (練習は)すべてやってますよ」
これまでの歩みを振り返って悔いがあるかと聞かれたマッザーリは、こう答えた。「ゴールチャンスの際にもう少しアグレッシブな姿勢があって、守備面での不注意がもっと少なかったら、今ごろは勝ち点が数ポイント多かっただろうと思うと、やっぱり悔しいです。あと、今後は我々に有利な偶発的な出来事もあることが願いですね」
「サネッティは1月9日の出場以来プレーしていない? まあ、20歳から25歳、30歳から35歳へと歳を重ねていくとエネルギーも変わってきますからね。瞬発力も減りますよ。それはともかく、今のチームが機能しているというのもあります。いずれにせよ私はサネッティと頻繁にコミュニケーションを取っていますし、彼はピッチに上がらなくても重要な存在なのです。私はチームのために最適と思う選択をしているので」
最後に、エリック・トヒル会長がシーズン終了時点で今後に向けてのビジョンについて話し合いたいと発言したことについて、コメントを求められたマッザーリはこう述べた。「オーナーと監督の関係でごく普通のことだと思っていますよ。毎年、状況をチェックして計画について話すのは必要なことなので」
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