トヒル会長:「常にベストを出し切るようにしないといけない」

「1月のメルカートに続き、6月にも効果的な補強を行って欧州で戦える競争力を誇るチームを作り上げたい」

[ミラノ] 会長、再びインテルチャンネルへようこそ。カリアリ戦でのチームの結果に落胆してらっしゃいますか?

「前半の我々はあまり良いプレーができませんでしたが、後半に入ってだいぶ良くなりました。 こういった状況を体験するのはチームと監督、そして私にとって大事なことだと思います。ただ、同時に結果を得る必要があるのです。クラブのため、ファンのためにね。丘の頂上で風にさらされているような状態ですが、分かっていたことです。インテルに対するプレッシャーは激しいですし、期待も大きいですからね。我々がインテルだからこそこうだというのはあると思います。我々はピッチに上がる度にベストを引き出すことを意識しないといけないのです」

チームの最も気に入った点は何でしょうか?

「1月のメルカート終了後のチームはバランスがより取れていて、サイドからだけではなくて中央からも攻め上がるためのオプションが加わりました。同時に、サイドで活躍できる選手を獲得しましたが、現在のサイドプレーヤーがケガしたりで数試合欠場する羽目になった場合でも対応できるようになったのです」

イカルディはその素質を立証しています。今後の発展を安心して期待できるのでしょうか?

「今後に向けてイカルディが重要な存在であることには同感です。しかし、チームというのは複数の選手でできているものでして、ひとりの選手のおかげで勝てることを期待してはいけません。我々にはミリート、パラシオ、ボッタ、そしてイカルディがいるわけですが、全員が力を合わせてゴールを決めるようにしないといけないのです。我々はあまり守備的なサッカーをやることは意識していません。それでは、得点ができないのでね」

土曜日はローマ戦ですが、どういう試合になるのでしょうか?

「フィオレンティーナを倒した時に我々が見せたサッカーはとても良かったです。イタリアのリーグは本当に白熱しますね。我々は1試合1試合なるべく多くの勝ち点を獲っていくようにしたいです。我々の目標を達成するには、ポイントを重ねていくしかないですから。まだ13試合が残っていますが、勝ち点を手にして我々の目標である欧州カップ出場権を確保したいのです。2シーズン連続でヨーロッパの舞台に出られないというのは、インテルとしては決してポジティブなことではないので」

今回のイタリアでの日々はいかがでしたか?

「熱中の毎日、目まぐるしい毎日でした。私としては、セリエAは全クラブや審判が連係を取ってイタリアサッカーの向上に働いて欲しいと願っています。セリエAはブンデスリーガやプレミアといった世界のビッグリーグと対等であるべきですからね。イタリアサッカーのすべての組織、チーム、レフェリーが力を合わせて取り組むべきです」

ファンへ何か言いたいことはありますか?

「この過渡期は2、3年続くことでしょう。我々は1月に良い選手を獲得して、メルカート上で良い結果を得ることができました。6月にも同じように効果的な強化が実現できて、欧州の舞台で戦える競争力を持つチームを作り上げることが願いです。来季を充実したシーズンにしたいのと同時に、これからの3〜4ヶ月間でこのチームの完成度を高めたいというのもあります。フロント、監督と選手たちが分かち合うプロジェクトを持つことが重要だと思っています」



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