[ミラノ] インテル公式ショップ“SOLO INTER”で開催された“Inter Forever”イベントに参加した際、ジュゼッペ・ベルゴミ(元インテルDF/現在はサッカー解説者)は集まった報道陣の取材に応じ、ネラッズーリの現状について語った。
「フィオレンティーナ戦のインテルは良いサッカーを見せました。サムエルの活躍が目立っていました。2トップに攻撃的なウィングハーフ2人という積極性に満ちた布陣は、インテルが勇敢な姿勢を取り戻したことを表しています。特に目標を考えることなく、毎週毎週この調子で試合をこなしていくべきです」
「イカルディをどう見たかって? まだまだトレーニングが必要ですね。マッザーリ監督は彼をうまく管理していると思います。良いゴールを決めたものの、疲れがすぐに出てパラシオとのコンビネーションではミスが目立っていました。トレーニングを重ねてスタミナを付けるようにしないといけないですが、この青年はとにかくインテルの将来に向けた存在なのです。1993年生まれでこれだけ決定力のある選手は、待つ甲斐がありますよ」
「コヴァチッチの感想? 何せ、1994年生まれですからね。私は95年生まれや96年生まれの少年を指導していますが、みんなまだ下部組織でプレーしていますよ。一方、彼はすでに2年前からハイレベルでやっているのです。成熟させて、まず適切なポジションを見出すことが大事ですね。そして、コンスタントなパフォーマンスを見せられるようにするのが重要です。残念ながら、今季のインテルはリーグ戦のゲームしかないので、継続的に試合に出場させることは難しいですけどもね」
「インテルはまだ3位を狙えるかって? 選手陣の質は高いので、私は以前から可能だと思っていましたが、今はエルナネスが加わってその質が一層上がったわけですから、なおさらです。様々な問題によって、チームはリーグの最も重要な時期に勝ち点を取り損ねたのです。11ポイントの差は大きいですが、昨シーズンのミランは、フィオレンティーナを追い越してチャンピオンズリーグ出場権を手にしたのです。インテルがこれから連勝を実現することもあり得ますし、上にいる2チームがTIMカップ決勝を戦うということもありますからね。基本的には、インテルは集中して今の調子でプレーし続けることだけが大事なのです」
「アルバレス? サッカーは11人でやるものですが、彼が有能な青年であることは確かです。以前は好不調の波がありましたが、今シーズンは良いパフォーマンスで自分の真価を見せています。ただ、全体的にスタメンとしてピッチに送り出されるイレブンだけが優れているということではありません。出番を与えられないからといって、クラブがその選手を評価していないということではないのです。シーズンを通して、ベンチを余儀なくされることだってあります。いずれにせよ、アルバレスのパフォーマンスを見ればここにきて向上したというのは明らかですね」
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