マッザーリ:「最善を尽くすことに集中するだけ」

“アンジェロ・モラッティ”センターのプレスコンファレンスルームでユヴェントス戦前日会見に臨んだ指揮官の発言

[アッピアーノ・ジェンティーレ] ユヴェントスについて「完成度が高くパワーがあり、良いサッカーをやる称賛に値するチーム」と述べたヴァルテル・マッザーリ監督は、そんな相手にどう挑むつもりかについて前日会見で話した。「我々はやるべきことを最大限にやれば、どんな相手とでも対等に戦えるのです。一発勝負では、何よりも良いパフォーマンスを見せることに集中すべきです。もちろん、ユヴェントスがこれまでホームゲームで勝ち点を1ポイントも取り損ねていないというのは、それなりの理由があります。ホームの雰囲気そのものが大きな後押しになっていることも軽視してはいけませんね。今のところ、ユーヴェは弱点があることを見せていません。とにかく、私は最善を尽くすだけです。試合の前に宣言しても仕方がないので」

今回、新しく加わったエルナネスとダニーロ・ダンブロージオについて聞かれたマッザーリは、こう述べた。「エルナネスは1.5列目から下がって、中盤のすべてのポジションでプレーできる選手です。柔軟性に優れていて、エリア外からもシュートが打てるしプレースキックも蹴るので、非常に役に立つ存在だと思っています。ダンブロージオは私の下で一段と伸びることができると思える選手ですし、それも意識してインテル入団を希望したというのは喜ばしいことです。人間としても素質がある男ですが、人間ができていれば選手としても伸びしろがあるものなのです。新しいオーナーは今回のメルカートで兆しを示したのだと思います。6月のメルカートに向けて、今から戦力を確保したという感じですね。これで、夏の市場で獲るべき選手が2人減ったとも言えます。ともあれ、この2人が今加わったことで、今シーズンもこれまでより若干良い結果を出すことが可能なはずです」

「今後のシステムに関してですか? 我々は3−5−1−1でスタートして、その後3−5−2、3−4−3に移行したわけですが、今後、4バックでもプレーできるようにならないといけません。私の理想は3−4−3で始めて、途中から4−3−3に切り換えることなのです。駒を少しだけ動かして、プレーのメカニズムは変えることなくね。ナポリ時代にやっていたことですが、当時は長年一緒にやっているチームだったというのもあります。インテルでどこまで実現できるか、様子を見ていきましょう」

ダンブロージオはユヴェントス戦の招集メンバーに含まれているものの、エルナネスが外れたことについて聞かれた指揮官は、次のように答えた。「エルナネスの入団が確実ではなかったので、とりあえず手元にある戦力でユーヴェ戦の準備を進めたからです。彼がいなくても問題ないようにね」。また、フレディ・グアリンが招集されなかった理由について、マッザーリは「メルカートは昨夜11時に終わったことですし、土壇場まで移籍の可能性がある選手が適切な形で試合に向けて集中できるわけがないからです。最初から招集しないことを決めていましたよ」と説明した。

今回のメルカートでフォワードの加入を期待していたのではないかと質問されたマッザーリは、こう述べた。「今日の練習を例として挙げますと、ボッタがアルバレスと同じポジションでやっていました。ミリートが回復したし、イカルディも復帰しました。パラシオはセンターフォワードとしても、セカンドトップとしても起用できます。現時点では前線2ポジションに選手5人の選択肢があるわけです。全員の調子が良ければ、これで十分ですよ」

最後に、先日出版が発表された自伝“Il meglio deve ancora venire”(『最良の時期はこれから』)のタイトルがツキをもたらすと思うかと聞かれたマッザーリは、「それがいいきっかけになることを願ってますよ(笑)。本の出版のタイミングを決めたのは私ではないですが、こうなったらタイトル通りに物事が良くなってくれることが願いですね」と締めくくった。


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