マッザーリ:「インテルに身も心も捧げると決めた以上、全力を尽くす」

監督は“Sky Sport 24”のインタビューで「クラブから声がかかった時に覚えた興奮が良かった。悔いは一切ない」と述べた

[エンポリ] 敗北となったジェノア戦の翌日、“Sky Sport 24”のインタビューに応じたヴァルテル・マッザーリ監督はインテルの現状について次のように語った。「残念ながら、ここ最近の結果によって上位チームに一層差を付けられることになりました。いつも選手たちに言っていることは、私が思うには今シーズンはすべての試合を全力で戦うようにして、最後になってどこまで行けたかを見るようにすべきだということです。昨日のジェノア戦でもやった通りに前向きで積極的な姿勢を持つようにすることで、いずれ結果がついてくると信じています。今シーズンやるべきことはたくさんあって、勝ち点が値する数字より少ない可能性もあります。このチームの真価はシーズンが終わってから分かることでしょう」

トヒル会長が離れていることが影響しているかと聞かれたマッザーリは、こう答えた。「私は監督の仕事に集中するだけです。選手を指導することしか考えていません。会長は離れていても、私とチームに対して非常に明解に考えを示してくれたと思います。 我々と我々のサッカーを信頼していると言ってくれたのです。連絡は取り合っていますよ。間に入っている人のおかげで会長とは頻繁にコミュニケーションを取っています。会長は我々と同じでここ最近の結果にがっかりしているし、特に昨日の敗戦に落胆しています。会長は我々が進めている仕事を理解していて、みんなに対してはっきりとした姿勢を持っています。私としては、チームがなるべく早く再び勝つようになるため、どんなことでもやっていくつもりです」

アンドレア・ストラマッチョーニ前監督の昨シーズンと比較されることについて、マッザーリは不服を唱えた。「私に限ったことではないですが、この世界では10年間それなりの結果を出していても、それがたったの1分で忘れられることなんてしょっちゅうです。前監督に対して失礼であるつもりはないですよ。ただ、物事を評価するにあたって、やり方があると言いたいだけです。周囲からリスペクトされているまでは、私だってみんなをリスペクトしますよ。でも、リスペクトに欠ける扱われ方をされたら、周囲を無視して自分の道を行くだけです」

「夏にローマからのオファーを断ったのを後悔したことはないかって? 私の長所のひとつは、自分がやったことに悔いを残さないということなのです。私は平静で満足している人間ですよ。充実した人生を歩んできましたし、後悔することなんて一切ありません。私はこのクラブから声がかかった時に覚えた興奮が良かったし、身も心もこの冒険に捧げることにしたのです。このチームを指導し続けるまでは大いなる熱意で全力を尽くしていきますよ。“たられば”は放っておいてね」

ミルコ・ヴチニッチ入団の噂について聞かれた指揮官は、こう述べた。「普段からそうですが、今はメルカートに関して話すつもりはありません。最初から公言してきた通り、私がそういったことについて話すのはクラブの強化担当スタッフだけです。彼らが会長と検討して、何ができるか何ができないか明言すべきなのです。私の役割は、クラブから与えられた選手をベストの形で指導することです。新しい選手が加わる場合、その選手が実際にインテルのユニフォームを身に付けた時点で私の意見を言うことにします」


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