マッザーリ:「更に生き生きとして気合いが入ったチームを見たい」

指揮官はジェノア戦前日会見で「総合的に見て良いシーズン前半戦だった。勝ち点が6ポイント多かったら最高だっただろう」と述べた

[アッピアーノ・ジェンティーレ] ジェノア対インテル前日会見に臨んだヴァルテル・マッザーリ監督は、まず終了したばかりのシーズン前半戦を振り返った。「サンプドリア戦とパルマ戦は私が好きなサッカーが繰り広げられなかったことですし、ドローは妥当な結果でした。その他でも勝ちきれなかった試合はありましたが、敗戦はたったの3回だけです。3回とも特殊な試合だったので、それなりの理由があって負けたのです。その中の2試合は、何の影響があったかも周知の事実ですけどね... 。総合的に見て、これまでの歩みは良かったと言うべきだと思います。現時点で勝ち点が6ポイント多かったら、抜群のシーズンを送っていると誰もが言っていたことでしょう」

ディエゴ・ミリートとマテオ・コヴァチッチについて質問されたマッザーリは、次のように話した。「ミリートはずいぶんと良くなりました。先発させた方が良いのか、途中出場が良いのか、本人とも話してどちらがより効果的か検討するつもりです。コヴァチッチはだいぶ向上しているように見えますが、相手からボールを積極的に奪う仕事もやって欲しいですね。全体的に言うと、調子を上げてきた選手が数人いるように思えます。明日は全員が好調で、更に生き生きとして気合いが入ったチームを見られることが願いですよ。ジェノアは良いチームなので、複雑な試合になることでしょう」

「目標ですか? 決めていませんよ。毎試合、ベストを尽くすようにするだけです。我々らしいサッカーを繰り広げるつもりでジェノヴァに乗り込みます。ボールを持たない場面でベストのプレーをやって、ボールを持ったら得点するようにしてね。カンピオナートがどういう結末になるかは分かりません。私がいつも言っていることは、1試合1試合に勝っていくのが大事だということです」

ジャン・ピエロ・ガスペリーニがインテルはカルチョスキャンダルの影響でタイトルを獲ったと発言したことについて感想を求められたマッザーリは、こうコメントした。「私は外部からインテルを見てきて、常に勝利に相応しいチームだと思ってきました。インテルの歴史と栄光は、誰もが知っているものです」

戦術面でのバリエーションを実行する可能性について聞かれたマッザーリは、「対戦相手がこっちのサッカーを知るようになって対策をたてるようになれば、監督として手を打たないわけにはいきません」と答えた。

最後に、アンドレア・ラノッキアの放出の噂が彼のパフォーマンスに悪影響を与える恐れはないかと聞かれた指揮官は、「選手の出来には様々な要素が影響しますが、私はそれをすべて考慮しています。アンドレアは真面目なプロフェッショナルですし、どんな時でも全力で物事に打ち込む選手です。もちろん、その心境は本人にしか分からないですが」と述べた。


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