[アッピアーノ・ジェンティーレ] “Rai Sport”のインタビューに応じたヴァルテル・マッザーリ監督は、聞き手のトーマス・ヴィッラの質問に答えながらインテルの現状について語った。「ラツィオ戦は今シーズンで最悪の試合だったかって? 見た目から言えばそうかも知れませんが、試合を批評する時は相手チームが90分間を通して見せる戦術姿勢なども考慮しないといけませんね。相手が引いて待ち構えている場合は、難しいのは当然です。まあ、イタリアでは何よりも試合結果が重要とされるわけですからね。今シーズン3回目の敗戦ですが、勝つための要素は揃っていたので一番悔しい負けですね。今はでも過去のこととして片付けて、明日の試合に集中しましょう」
「インテルのメルカートでの動き? 言えるのは、メルカートは始まったばかりだということですね。まあ、このチームは建設真っ最中の工事現場みたいなものですし、あまり出場機会がない選手がプレーするに当たって他チームに移籍するということは考えられます。こういったことも考慮して動くわけです」
「月曜夜の試合後に『2トップを据えるべきだ』みたいなことを言われましたが、実際ラツィオ戦で相手にゴールを許した時は2トップでやっていたのですよ。2人アタッカーがプレーしていて、得点できずに失点したのです。我々はずっとワントップでやり続けて、少し前まではリーグでナンバーワンの得点数を誇っていたのです。私にとって重要なのは、チームが相手より1点多くのゴールを挙げることなのです。それに、例え2トップで行こうと思っても、戦力的に2人のフォワードが揃っていることがなかったというのもあります。ちなみにイカルディは再びプレーできない状態になりまして、明日の試合はメンバーを外れます」