マッザーリ:「リーグ戦でウディネーゼを倒したことは忘れるべき」

指揮官はTIMカップでの対戦の前日に「ウディネはいつだってハードなアウェー地だ」と警戒を呼びかけた

[アッピアーノ・ジェンティーレ] TIMカップ・ベスト16のウディネーゼ戦の前日、ヴァルテル・マッザーリ監督はインテルチャンネルのインタビューに応じた。

先日のカンピオナートでの敗戦に続いて、すぐ次の試合に臨むのは良いことですよね?

「ええ、選手たちには先日のラツィオ戦のミスを繰り返さないようにと言いました。あの試合はしかし、我々は負けるに値しませんでした。今のこの気持ちをポジティブなものに変えるようにすべきです」

インテルはコッパイタリアでの優勝を現実的な目標としているのでしょうか?

「今シーズンの目標は、私が初日に述べた通りです。1試合1試合をまるで決勝戦かのように思ってプレーして、成長して競争力を取り戻すようにすることです。コッパイタリアで良い結果を出すのは喜ばしいですが、優勝をはっきりとした目標として受けとめるべきではないです。もちろん、我々は勝ち進むためにできる限りのことをやりますよ。今は(マスコミの)誰もが『なんで2トップを据えないんだ?』と突っ込んできますが、残念ながらイカルディは手術に関連した問題があって起用できません。ミリートとイカルディは実際、思い通りに起用できたことがないわけです。批判する人はその辺のことも考慮して欲しいですね」

この48時間で様々な意見が述べられる記事を目にしました。今日なんかは、昨シーズンのストラマッチョーニ率いるインテルと、今季のインテルを比較する記事も出ています。マッザーリ監督としては、どういう心境なのでしょうか?

「私が望むのは、サッカーのことが分かっているように思えるインテルファンが、こういった曖昧な記事に惑わされないことです。インテルとミランの出来を比較するものもあるみたいですが、まず私が受け継いだこのチームが昨シーズン後半戦でどれくらいの勝ち点しか手にできなかったかを忘れてはいけません。昨季のインテルがどういう形でシーズンを終えたのか、そして今季どういう再スタートを切ったのかを見るべきです。それに、昨シーズンのインテルは今はいない選手が4、5人いましたしね。昨季を3位で終えたミランは同じメンバー、プラス新しく加わった選手数人で今シーズンを迎えたわけです。それで、我々はミランに対して勝ち点9ポイントのリードがあるのです。何はともあれ、これは特に指摘されない限り、私としては触れたくないテーマです。ただ、今日は我々のシーズンとミランのシーズンが比較されている記事を目にしたので、今こう反論しているわけです。まったく違う状況ですし、いずれにせよ現時点でのミランは9点差の後れを取っているので」

マッザーリ・インテルはこれまでのインテルに比べて、より多くの成長する可能性を持ったチームなのでしょうか?

「この世界は誰もが好きなことを言う世界です。インテルは守備を固めてカウンターを狙うサッカーをやる、という意見も耳にしたくらいですからね。我々はカウンターなんて殆どやっていませんよ。近いうちに、きちんとプレーを組み立てて積極的なサッカーをやるという姿勢がしっかりと根付いて、プレーの内容と結果の向上が見られていくだろうと思っています。ただ、それがいつになるのかは分かりません。なぜかというと、非常に若い選手も取り入れられている選手陣なので、成長の時間が必要だからです」

(2013年11月3日の)アウェーでのセリエA・ウディネーゼ戦でインテルは圧勝を手にしています。明日の試合に向けて、あの勝利を意識することは大きな過ちになるのでしょうか?

「確かに。先日のカンピオナート戦で勝ったことは考えないようにすべきです。明日はハードな試合になるでしょう。ウディネではいつだってそうですが、優秀な監督と偉大な選手がいるチームなのでね。過小評価してはいけない要素は、明日は残念ながらインテルファンの後押しがないということです。今、特にインテリスタのサポートが必要な時なので、本当に残念ですよ」



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