セリエＡ、インテル対ミラン：１ｰ０

［ミラノ］　エリック・トヒル会長にとってサン・シーロでの初ダービーは、ロドリゴ・パラシオのヒールキックによるスペクタクルなゴールでインテル勝利となった。

ヴァルテル・マッザーリ監督はハンダノヴィッチの前にカンパニャーロ／ロランド／フアン・ジェズスを3バックとして並べた。中盤にはジョナタン／タイデル／カンビアッソ／サネッティ／長友を据え、ワントップのパラシオの背後にグアリンを置いてミラン戦に臨んだ。

トヒル会長がアンジェロマリオ・モラッティ副会長と一緒に観戦する中、インテルは良い立ち上がりを見せたが、ミランが次第にアグレッシブなプレスをかけるようになった。40分には、パラシオがミランエリアでサパータに倒されるも、マッツォレーニ主審はPKを与えず。白熱の前半は0−0で幕を閉じた。インテルは後半も勢い良くスタートし、ミランが疲れを見せ始めたところでパラシオが絶好のチャンスを迎えたが、アッビアーティが神がかりのセーブでミランゴールを死守した（36分）。しかしその5分後、ようやくインテルに得点が生まれる。右からのグアリンのグラウンダークロスに反応したパラシオが右足のヒールで華麗に流し込んで、1−0に。“ジュゼッペ・メアッツァ”スタジアムは歓喜で爆発した。


インテル対ミラン　1−0
得点者： 後半41分 パラシオ

インテル：1 ハンダノヴィッチ；14 カンパニャーロ、35 ロランド、5 フアン・ジェズス；2 ジョナタン、21 タイデル（後半12分、10 コヴァチッチ）、19 カンビアッソ（後半37分、9 イカルディ）、4 サネッティ（後半24分、17 クズマノヴィッチ）、55 長友；13 グアリン；8 パラシオ
控え選手：12 カステッラッツィ、30 カリーソ、6 アンドレオッリ、7 ベルフォディル、16 ムディンガイ、18 ウォラス、23 ラノッキア、25 サムエル、31 ペレイラ
監督：ヴァルテル・マッザーリ

ミラン：32 アッビアーティ；2 デ・シーリオ、4 ムンタリ、8 サポナーラ（後半30分、9 マトリ）、16 ポーリ（後半43分、11 パッツィーニ）、17 サパータ、21 コンスタン（後半1分、28 エマヌエルソン）、22 カカー、25 ボネーラ、34 デ・ヨング、45 バロテッリ
控え選手：59 ガブリエウ、35 コッポラ、5 メクセス、23 ノチェリーノ、24 クリスタンテ、81 ザッカルド
監督：マッシミリアーノ・アッレグリ

主審：パオロ・シルヴィオ・マッツォレーニ（ベルガモ）
警告：前半26分 デ・シーリオ、46分 コンスタン、後半14分 グアリン、17分 デ・ヨング、22分 フアン・ジェズス、42分 バロテッリ
退場：後半47分 ムンタリ
ロスタイム：前半2分、後半4分
観客：79,311人