カンビアッソ:「ファンに喜びを与えるために全力を尽くす」

ミラン戦に向けて意気込みを語ったエステバンは「クルヴァが閉鎖されたダービーなんてあり得ない」とも述べた

[アッピアーノ・ジェンティーレ] 「ダービーは他の試合とは違うものさ。俺たちにとっても、ミランにとってもいつだって特別な試合なんだ。インテルのファンに喜びを与えるために、できる限りのことをやるつもりだよ」。“Mediaset Premium”のインタビューに応じたエステバン・カンビアッソは、こう語った。

「どっちのチームが良い状態でダービーに臨むのかって? あまり関係ないよ。ダービーはダービーだし、そういったことを超えたものなのさ。クルヴァに観客が入れない状況でプレー? それじゃダービーにならないから、そうならないことが願いだね。どっちが勝つ? 俺たちが勝つことを願ってるよ!」

「上位チームとの勝ち点差? まだ前半戦が終わっていないんだし、先を行かれているのは確かだけどまだ後半戦が丸ごとあるわけだからね。毎回、勝ち点3を積み重ねていくことが大事なんだ。インテルは失速した? 不注意が致命的なのは事実だよ。でも、だったら俺たちがあれだけ勢いのあるシーズンスタートを切ったことの方が不思議だと思うね」

「グアリン放出について? 公式声明はどこにも出てないよね。噂は噂に過ぎないのさ。メルカートが近づいてくるとそういった噂が出回るし、チーム内の集中を乱そうとしてビッグマッチの直前にそういった噂が流されるのも普通のことなんだ... 。インテルは補強が必要かって? そういったことは監督が幹部と検討することで、俺は選手として何の権限もない立場だ。だいぶ前から、メルカートについては喋らないことを学んだよ」

エリック・トヒル会長について感想を聞かれ、「このクラブの為になることをやりたい人だという印象を受けたね。でも、俺は個人的に一瞬挨拶しただけなので、それ以上のことはコメントできない」と述べたカンビアッソは、今シーズンは絶好調だという評価を受けていることについて聞かれ、次のように語った。「そう言っている人たちは、俺がスランプになるのを待っているのかもね...(笑)。まあ、長年にわたってトップレベルでプレーしている選手の場合は、周囲はやがてスランプに陥るだろうと考えるものさ。実のところ、チーム全体が好調で選手全員がはっきりとしたプレーのビジョンを持っているというのが大きいね」

カンビアッソは最後に、自身のインテルとの契約についても話した。「今後のことがどうなるかというのを分かるのは、誰にとっても難しいものさ。更新が成立した場合は、その直後に発表されることだろう。今まで通りにね。いずれにせよ、この長年の間、俺の方からインテルに契約更新を願い出たことはない」


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