マッザーリ:「パルマは好調の時期を迎えている優れたチーム」

指揮官は前日会見で長友の状態にも触れた。「ユウトは私にとって非常に重要な存在、これからテストを行ってチェックする」

[アッピアーノ・ジェンティーレ] 「パルマは非常に良いチームで、今は好調の時期を迎えています。良いサッカーをやるチームですし、我々としては明日の試合にベストの形で臨むようにしたいです」。ヴァルテル・マッザーリ監督はインテル対パルマ前日会見でこう述べた。

「今のサッカーでは、どんな試合だって難しいのです。 先日(のトラーパニ戦)もそれが明らかでしたよね。我々の可能性に対して収穫が少なかった試合がいくつもありましたが、我々の問題はまだ完全に成熟していないため、リードしている試合をうまく管理できない点にあるのです。決着を付けるようにするべきなのに、気を緩めてしまうんですね。現在、その辺りを修正しているところです。これも成長プロセスの一環として、手を加えている最中です」

明日のゲームのスタメンについて聞かれ、「最も安定したパフォーマンスを保証してくれる選手をピッチに送り出します」と述べたマッザーリは、個々の選手の状況に関する質問にも答えた。「ロランド? 良いプレーを見せてくれていますよ。鳴り物入りで入団してきた選手ではないですが、良い結果を出しています。カンパニャーロのイエロー累積を意識しているかって? そういった計算はしません。調子が良ければ、試合に出すだけです」

なお、長友佑都について指揮官は次のように語った。「長友は私にとって非常に重要な存在です。しかし、まだチームとの全体練習に復帰していないわけですし、今日テストをやってみて、せめて招集メンバーに入れられる状態かどうかチェックするつもりです。ベンチ入りして途中出場させるというのも考えられますが、とにかく、長友が完治していることを確認した上で判断したいと思っています」

会見中、パルマの中心人物であるアントニオ・カッサーノに関する質問もあった。「カッサーノはどうしてインテルを退団することになったのかって? 私の仕事はクラブに所属する全員の選手を活かすことです。私は誰もチームから追い出していないですよ。明日のピッチで挨拶するつもりかって? 私としては、カッサーノに対して何の問題もないですからね。いずれにせよ、今みたいに好調の時は偉大な才能を見せる選手ですし、我々は最大の注意を払って彼にあまりプレーさせないようにすることが大事です。創造力に富んだうまい選手であることはみんな分かっていますしね」


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