マッシモ・モラッティがイタリアサッカーの“ホール・オブ・フェイム”に

“カルチョ殿堂”入りを果たした名誉会長はセレモニーで「インテルを経営したのは私の家族にとって幸運であり、名誉なこと」と述べた

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[フィレンツェ] マッシモ・モラッティが“最優秀フロント”としてイタリアサッカー界“ホール・オブ・フェイム”入りを果たした。この“カルチョ殿堂”はイタリアサッカーの発展に大きく寄与した人物の功績を称えるため、2011年にイタリアサッカー協会FIGCとイタリアサッカーミュージアム財団によって創設されたもので、殿堂入りセレモニーは2日午後、フィレンツェのヴェッキオ宮殿内の“500人大広間”で行われた。ステージに上がったモラッティ名誉会長は、次のように述べた。

「私の殿堂入りを後押ししてくれた方々に感謝しております。インテルを経営し、勝利の喜びに恵まれたことは私の家族にとって幸運であり、名誉なことです。今は物事を整理して、このクラブの国際化を開始する時がやって来たのです。確実に言えることは、我々は常に大いなる情熱を抱いて取り組んできたということです。エリック・トヒル会長も何よりも情熱を持って、できる限り苦しむことなく、熱心に仕事に打ち込むことができ、その努力に値する喜びを味わえることを願っていますよ」

「家族の面々はクラブ売却に対してどういう反応を見せたのかって? 私の前では、あくまでもそれが普通のことのように振る舞っていましたね。私に優しくしてくれた、ということなのでしょう(笑)。倅のアンジェロマリオが私と同じ道を行くことを願うかって? ええ、でも私は父親から義務付けられたわけではないですよ。彼だって、あくまでも楽しむためにやっていたわけですからね。向こう見ずな行動ですから、私としても倅に無鉄砲なことをやれと勧めるのはどうかと思います。しかし、情熱は受け継がれているみたいなので、発展があるかも知れませんね」

「今でも、試合を観ながら苦しむのは以前と変わっていない? ええ、確かに苦しみが和らげられることを願っていたんですけどもね… 。これからはメルカートに関する決断は誰が取るのかって? 新しいオーナーに決める権利があるのだと思います。とは言え、昨日トヒル会長は全員でメルカートについて決めていきたいと言っていたので、監督の要求からスタートすることもあると思いますよ」

[写真提供:FOTO NUCCI フォトエージェンシー]


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