[ミラノ] 16日午後、エリック・トヒル会長がパートナーのロサン・ロスラニとハンディ・ソテジョと共にミラノのジュリーアノ・ピザピーア市長に対面したことについて、同行したマッシモ・モラッティ名誉会長は集まった報道関係者の取材に応じて次のように述べた。
ピザピーア市長とはどういう話をされたのでしょうか?
「恐ろしい秘密について話したのですよ…(笑)。いや、市長さんが好意的で素晴らしい姿勢で迎えてくれまして、これは大変喜ばしかったですね。トヒルとそのパートナーは、ミラノ市を単にインテルの視点から見るのではなく、国と国の友情、町と町の関係を深めてサッカー以外での発展の可能性を考えていることを示しました。もちろん、インテルが最も重要であることは確かですが、我々イタリア人にしてみては嬉しいことですし、投資する彼らにしてはそういった発展も非常に好ましいのです」
新スタジアムの話も出たのですか?
「いいえ、そういった話は一切ありませんでした」
トヒル会長は今日のキアッソ戦について、あなたに何か言いましたか?
「いいえ、試合については話していませんね。決して明るいと言えるテーマではなかったと思うので…(笑)。練習試合でしたし、選手たちのコンディションをチェックする意味があったのです。サムエルがピッチを退く羽目になったのは残念ですが、それ以外では数々の選手をプレーさせる良い機会だったと思います。結果は決して重要ではありません」
今朝の新聞を見ての心境はいかがでしたか?
「どういう解釈がされたかを見たいという好奇心がありましたよ(笑)。記事はすべて愛情がこもった扱いだったので、非常に嬉しかったですね。トヒルが歓迎されたことが嬉しいですし、これはウチのファンや株主の皆さんのインテリジェンスを象徴していることだと思いますね。彼らは常に信頼と感謝の気持ちを抱いて、ポジティブで前向きな姿勢を持っているのです。これは素晴らしいことですね」
他クラブの会長から届いたメッセージで、特に嬉しかったものはありましたか?
「特に嬉しかったものはないですね。なぜなら、届いてないからです(笑)。もしかしたら電話に溜まっているのかも知れませんが、読む機会がなかったので」
今日、アッピアーノに集まったファンはトヒルへの信頼と同時に、モラッティさんへの感謝を表していました。2人が両立できるということですね。
「だから、ウチのファンは頭が良いと私は言うのですよ。私は常に観客に感謝を示してきました。彼らはいつだって理にかなった物の見方を持っているし、大いなる情熱に基づいて動いているのです。情熱こそ、これまでもこれからも、すべての原動力ですからね」
モラッティさんの存在があまりにも偉大すぎて、ファンはなかなかトヒル会長への愛着が湧かないだろうというのはありませんか?
「いや、それはないと思いますよ。私が見出した役職、彼らが私に提供してくれた役職は、偉大過ぎて邪魔になるようなものではまったくないと思います。みんなでチームの好結果を願って、うまく行けばトヒルも私も、そしてファンのみんなもこの新体制に大満足することでしょう」
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