[ミラノ] ジャチント・ファッケッティにちなんだ“Premio Facchetti - Il bello del calcio”アワード授賞式がミラノ市内のガゼッタ・デッロ・スポルト紙本部で行われ、それに出席したハビエル・サネッティは集まった報道陣の取材に応じてインテルの現状や自身のコンディションについてコメントするほか、本年度“ファッケッティ賞”を受賞したエリック・アビダルの闘病体験にも触れた。
「僕らより順位が高いチームは揃って調子が良いみたいだけど、インテルだってチャンピオンズリーグ出場権を狙えるよ。僕らはやれると信じているさ。ロドリゴ・パラシオはたくさんのゴールとアシストで素晴らしいシーズンを送っているね。エステバン・カンビアッソはまたしても偉大なプロフェッショナルであることを見せている。誰だってスランプの時期があるけど、彼は大いなる努力を積んで本来の素質を引き出して、それを乗り越えたんだ」
「僕の復帰について? (ウディネーゼ戦では)久しぶりにピッチの近くから実戦のテンションを味わったよ。昨日の試合で途中出場することも考えられたんだけど、チームメート数人が退いたため、交代が限られてしまったんだ。何よりも大事なのは、インテルが素晴らしい試合をやって見せたことだよ」
「次の機会に数分間プレーできればいいと思っているさ。とにかく、昨日はウディネーゼに勝って良かったよ。 ウディネはハードなアウェー地だけど、僕らは良いゲームをやって勝つべくして勝ったんだ」
「トヒル氏? いつイタリアに来るのか知らないけど、モラッティ会長とインテル・ファミリーはこのクラブを一段と偉大にするのだろうと確信しているよ。モラッティ会長は新しく加わったこの人たちに適切な要素を見出したに違いないと思うね」
「アルバレスの活躍? 彼は昨シーズンも常に強い精神力を見せていたし、僕らはその才能を最初から信じていたよ。今こうブレークしたことは本当に嬉しいね」
「インテルはどこまで行けると思うかって? 僕らは特定の道を歩んでいる最中で、ゴールは主役の座に返り咲くことなんだ。シーズン最後まで大きな目標を狙って戦いたいね。このクラブはそれに値するのさ」
なお、“ファッケッティ賞”について「何せ、あの偉大なジャチント・ファッケッティの誠実な心とその価値観にちなんで設立された賞だし、非常に重要なものなんだ」と述べたサネッティは、イタリアがん研究協会“AIRC”のイメージキャラクターを務めていることに関する質問に対し、「確かにそうだけど、今日ここにいるエリック(アビダル)が怯むことなく病気と闘ったという体験が、何よりも力強いメッセージだよ」と語った。
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