[アッピアーノ・ジェンティーレ] セリエA・2013ー14シーズン現時点ですでに8ゴールを挙げており、これまでのキャリアで最も優れたシーズンスタートを見せたロドリゴ・パラシオは“Sky Sport 24”のインタビューに応じ、次のように語った。「チーム全体のおかげでもあると思います。チームメートがパスを出してくれるのと、監督が思い描くサッカーが機能しているのがあって、僕も活躍できるのです」
「マッザーリ監督にはいつも、チームに奥行きを与えるようにしろと言われています。唯一のフォワードだから、頻繁に動いてチームメートがゴール前でパスを出しやすいようにしろ、とね。僕にしてみては前と何も変わっていませんよ。常に同じようにプレーしています」
「今シーズンのベストゴールは、相手GKとの1対1から決めたジェノア戦の1点目です。インテルに入団して以来のベストゴールは、昨シーズンのコッパイタリアのボローニャ相手に決めたものですね」
ディエゴ・ミリートの欠場が響いているかと聞かれたパラシオは、こう述べた。「僕だけではなくて、チーム全体にとって手痛いことですよ。彼は一番重要な選手ですし、違いを示すことができる選手です。彼がいたら、今ごろは勝ち点がもっとあったことでしょうね。僕は前線で孤独な感じがするのかって? そんなことはないですよ。グアリンやリカルド(アルバレス)も攻め上がってくるわけだし、僕たちは大勢でゴールを狙うのです」
「とにかく、僕たちは良いスタートを切ることができました。ピンツォーロでのサマーキャンプから始まって、チームは公式戦に向けて監督が要求することをすべてこなして、今は良い形でシーズンを送れていると思います。ユヴェントス、ナポリとローマは取りこぼしがないので、彼らについて行くのは簡単ではないですけどね」
最近のインテルは追い付かれることが多いことについて、パラシオはこうコメントした。「確かに、その辺のことを修正しないといけません。今日も監督とチームのみんなで、そのことについて話し合いました。アルバレスが言ったように、僕たちにはずる賢さが足りないのかって? どんなチームにでも、何かしら足りないものはありますよ。これは若くて成長中のチームですけど、とにかくこの調子で続けるべきだと思います。僕たちは正しい道を進んでいるし、好調のシーズンを送っているのでね」
「次のウディネでは、なんとしてでも勝つようにしなくてはいけません。ウディネーゼは非常に優れた攻撃陣を誇るチームですし、難しい試合になることは分かっていますよ。でも、僕たちは90分間注意を払い続けて、勝ち点3を獲得してミラノに帰るようにしないといけないのです」
チャンピオンズリーグ出場権獲得は現実的な目標だと思うかと聞かれたパラシオは、「僕たちは一試合一試合に集中していくことが大事です。今はウディネーゼ戦で良い結果を出すことに集中するだけですよ。そして最後に、どういう展開になったかを見ることにしましょう」と答えた。「マッザーリ監督はレフェリーに激怒することがある? 僕だって、レフェリーに激怒しますよ(笑)。でも、判定が難しい場面もありますからね。1〜2秒の間で判断して笛を吹くわけですし。インテルの試合での誤審が目立つ? レフェリーについて話すのはあまり好きではありません。僕たちは自分たちのパフォーマンスを良くするために努力しないといけないのです」
今季セリエAについて「選手の中では、ジェルヴィーニョがとても気に入ってます。決定的なプレーを見せていると思いますね。しかし、こんなに強いローマになるとは想像してませんでした」と述べたパラシオは、アルゼンチン代表についてはこう語った。「テベスを僕のライバルと見なしているかって? いいや、代表に関してはそんなことはないですよ。彼も僕も、2人とも招集されて何の問題もないと思いますね。もちろん、彼は偉大な選手です。でも、ワールドカップに向けて彼とポジション争いすることはないと思います。アルゼンチン人にとって、ブラジルで開催されるワールドカップに出るのは夢みたいなものですよ。メッシのワールドカップになるかって? ええ、彼はそれに値する選手ですからね。バロンドール? やっぱりメッシですよ」
最後に、パラシオはインテルへのラブコールで締めくくった。「契約が切れるまでまだ1年半ありますが、近いうちにクラブと話し合って少し延長することができるか相談する予定です。インテルでキャリアを終えたいのかって? そうしたいですね。ここの居心地はとても良いので」