モラッティ会長:「トヒル氏は明るくて、仕事熱心で、友情に厚い人」

「全面的に好印象を受けた。このグループはクラブに大きな利益をもたらすだろう」。“Mondo Inter”での会長の発言、その4

[コローニョ・モンゼーセ] これまでのタイトルを感情の面から見て順番に並べるとしたらどういうランキングになるか?という質問を向けられたマッシモ・モラッティ会長は、次のように述べた。「まあ、チャンピオズリーグを一位以外に置くというのは、あまりにもスノッブ過ぎることですよね。マドリードでのあの決勝は、インテリスタの我々全員にとって、勝つ前からすでに勝ったような試合でした。勝利を手にすることがすでに分かっているかのように、落ち着いて、平静な心で臨んだのです。一方、シエナでの(セリエA)最終節とか、コッパイタリア決勝を振り返ると、とんでもなく辛い試合でした。いずれにせよ、獲得タイトルをランキング付けすることは簡単ではないですね。スクデットで素晴らしいのもあったし、例えばロベルト・マンチーニが監督だった時、パルマでイブラヒモヴィッチが2点決めて優勝したのは素晴らしかったですね。ゲームの後半でスクデットをもぎ取ったわけですから。苦しみが大きい分、喜びが大きいと言えますね。最初のコッパイタリア優勝も悪くなかったですよ。でも、チャンピオンズリーグ優勝はすべての感情を落ち着かせるようなものでしたね。インテルの真の力を象徴するもので、それまでみんなでやってきた仕事が正しかったということの立証だったので」

スタジオに招待されたファンから『イタリア人以外のインテル会長はなかなかイメージできない』と言われたモラッティは、こう答えた。「それは、私も心から感じていることです。その辺のことはすでに検討していますし、最善の解決策を見出すようにしましょう。イタリア人と言っても、私以外にもいるのでね」

なお、エリック・トヒル氏については、モラッティ会長はこう語った。「全面的にポジティブな印象を受けました。仕事中の彼も見たし、日常で人と接する彼も見てそう感じました。陽気な人ですが、暗い性格ではないというのは大きいですね。根っから明るくて、気さくな性格の持ち主です。大望を抱いていることはクラブにとって良いことですし、何よりも大の働き者ですね。朝から晩まで仕事に取り組んでいますよ。友情に厚い人で、25年前から一緒にやっているという2人のパートナーがいましてね。私も会いましたけど、性格は違っても非常に興味深い人たちに見えました。このグループはクラブに大きな利益をもたらすことができると思っています。問題は遠い国にいるということですが、その辺を把握していて注意を払って行動しています。でも、一切でしゃばりたくないという意識が強くて、決して高圧的であると思われたくない気持ちがあるみたいです。トヒルは本当に気さくで素朴な姿勢を持った人で、一部のマスコミが描いている人物像がまったく違うことに困っているみたいですよ。もちろん、彼がインテルの歴史を50年間ほど経験した人ではないのは確かですが、会長になるとすぐに根っからのファンになるものですよ。あまりにも苦しむのでね…」


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LIVE! MASSIMO MORATTI OSPITE A MONDO INTER 24/10/2013 H.22:00 CEST

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