モラッティ:「勝ち切れていたら偉大な試合だっただろう」

「PK判定には疑問を抱く。インドネシアでTV観戦したトヒルは試合中、数多くの携帯メッセージを私に送信し続けた。彼も結末に落胆している」

[ミラノ] マッシモ・モラッティは“サラス”社の外部で待機していた報道関係者の質問に答えた。

昨日の試合はせっかくチームが意地を見せて戦ったのに残念な結果になりましたが…

「間違いなく良い試合でしたね。チームは非常に優れた試合運びを見せてくれました。 序盤に不注意があったものの、その後は気迫のプレーを披露しましたしね。(勝ち切っていたら)偉大な試合として記憶に残ったことでしょうが、結局ドローの結果になってしまったのは残念ですね。まあ、こういうことだってあるということで」

ヴァルテル・マッザーリ監督は判定に不満ということで試合後の取材を拒否しました。モラッティさんもレフェリングに不満を抱いているのでしょうか?

「ウチに有利なレフェリングではなかったと言えますが、これには慣れているのでね。多少のダメージはあったかも知れませんが、決定的なものではなかったと思います。PKに関しては、私は大きな疑問を抱いていますよ。まず、PKであるべきだったかどうかですね。でも、これはレフェリー次第ですから」

ゴールチャンスの場面でのファウルに対するレッドカードは、ルールとして変えるべきだと思いますか?

「いつだって、こういった場合は主審の判断に任せるというのが最も正しいことだと思います。判定に対して後で文句を言うことがあっても、レフェリーが決めるのが適切ですね。でなかったら、審判の代わりにコンピューターを使うしかないですよ。主審が自分の見たことによって決めるのが正しいのです。とは言え、昨夜のレフェリーは実際に起きたこと以上のことを見たみたいですが」

ヴァルテル・マッザーリ監督は(試合中)選手に対して激怒していました。現に、序盤のインテルは集中していないように見えましたが、あなたもそう感じましたでしょうか?

「もちろん。今さっき言った通り、序盤でのチームは間違いなく良くなくて、不意を突かれたのです。その後は巻き返したわけですが、こういうことがあると試合の最後まで闘い続けなくてはいけなくて大変なので、なるべく避けるようにするべきですね」

試合後にマッザーリがTVインタビューや会見を拒否したことについては賛成ですか?監督はレフェリングに不満を抱いていると言うことで、マルコ・ブランカTDが代役としてカメラの前に現れましたが…

「私はその場にいなかったので、監督の心境やそういう決断への理由についてはコメントできません。これから、クラブ内でこの件について検討するつもりです」

ロドリゴ・パラシオは素晴らしいパフォーマンスを見せました。この選手を褒める言葉はもう見つからないのでは?

「確かにその通りです。パラシオは謙虚な姿勢を保ちながら偉大な風格と自信を見せて、伸び伸びとしたプレーをしています。それに何よりもゴールを量産していますしね」

エリック・トヒル氏はインドネシアで試合をTV観戦すると言われていましたが、実際そうだったかどうかご存じですか?

「もちろん、観ていますよ。彼は試合中、心境を表す携帯メッセージを次々と私に送り続けました。最後の結末には彼も落胆していましたね。でも、こういったことを受け入れる適切な忍耐力を持った人なので」

あなたも適切な忍耐力を持ってますよね?

「持つようになりましたよ」


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