[ミラノ] 「俺の調子は良いよ。今のこのリーグ中断は、練習に集中する以外に家族と過ごすための良い機会になっているんだ。子供が生まれたばかりだからね。これでミラノで2人目の子供が生まれたということだから、俺のイタリア人先祖も喜んでいることだろう」。“Sky Sport 24”のインタビューに応じたエステバン・カンビアッソはこう述べた。「自分が決めた最も良いゴール?あまり拘りはないけど、フィオレンティーナ戦で決めたやつかな。最も良いゴールというのは、これから決めるゴールなんだよ」
「ローマ戦の後、チーム内で話し合ったかって?今は大勢の選手が代表に呼ばれているからね。みんな戻ってきたら、話すつもりでいるよ。いずれにせよ、俺たちは勝った時も大袈裟に騒がないのと同じで、一試合を落としたからって大問題にするつもりはないさ。トップ3争いに参戦できると思うかって?俺たちはできる限りのことをやって、なるべく高いところまで行くようにするつもりだよ。いずれにせよ、俺は能書きよりピッチでの行動を重視するのでね」
「イカルディ?良いフォワードだけど、素晴らしいフォワードになるポテンシャルも持った選手だ。時間が必要だね。今のところ、良い線行っているさ。タイプとしては、(フリオ・)クルスより(ガブリエル・)バティストゥータや(エルナン・)クレスポに似ているアタッカーだね。アルバレス?力を発揮するには、適切な状況に置かれることを必要とする選手だっているんだ。昨シーズンは厳しかったけど、今季はチーム全体が安定しているから彼もやりやすいんだろう」
「差別的なチャントに対する罰としてスタンドが閉鎖される処分について?実はもっと複雑な問題だと思うね。観客を入れないから解決できることではないと思うよ。そういったチャントなんて、サッカーが始まった時からあるものさ。俺が子供の頃、学校で生徒が大声出したり椅子や机の上に立ってはしゃいだりとかしたら、先生が真っ先に言うことは『ここはスタジアムではないんだぞ!』という言葉だったのを思い出すよ… 。当時から、スタジアムというのは何やってもいい場所、というイメージが定着していたのさ。侮辱的なチャントは昔からあったし、これからもあり続けることだろう。ファンは相手チームの選手を怒らせるようなことを叫んで、集中を低下させようとするのさ」
「サネッティは11月に復帰すると言ったって?彼はいつだって前向きでポジティブだから、その気質に助けられている部分は大きいね。キャプテンマークを彼に返すことになる?俺的にはキャプテンを務めることより、子供のことや獲得したトロフィーに対しての感動の方が大きいさ。キャプテンマークはハビエルのものだよ。俺はここでの自分の役割をちゃんとわきまえているんだ」
「インドネシアからの投資家の参入について?何よりも、インテルをさらに偉大にしたいと思う人たちが加わることを喜ばしいと思っているさ。どこの国からやってくるか以前にね。個人的には、何も言うことはない。これまでと同じで、自分の仕事をベストの形でこなすようにするだけだよ。どういう決断、どういう展開になろうと、すでに偉大なこのクラブをさらに飛躍させるための手段であることを願っているさ。俺としては、今まで通りに全力を尽くして、インテルのさらなる発展に自分なりに貢献するようにする。それだけだね」