[ロー(ミラノ)] 3日午後、デザイン/建設/建築フェア“MADE Expo 2013”に出展中のインテルトップスポンサー“Oknoplast”のイベントに出席するため、マウロ・イカルディと共に“Rho Fiera Milano”会場を訪れたウーゴ・カンパニャーロは、集まった報道関係者の質問に答えながら次のように語った。
明後日のローマ戦は非常に重要な試合ですが、あなたはこのシーズン序盤で最も優れたパフォーマンスを見せている選手のひとりです。これは、マッザーリ監督を以前から知っているからなのでしょうか?
「もう何年もマッザーリの下でやってるので、監督がチームに求める動きを把握してるというのはプラスです。でも、選手全員が指示に従ってきっちりとやってることを強調すべきですね。ローマ戦は厳しい試合になるでしょう。素晴らしいサッカーをやって失点を喫さないチームだし、ハードな戦いになると思いますよ。僕らはとにかく、インテルらしいサッカーをやるようにしたいですね」
マッザーリはリカルド・アルバレスを再生させることにも成功しました。リッキーがブレークするシーズンになるのでしょうか?
「アルバレスは驚異的なテクニックを持った素晴らしい選手です。昨シーズンはちょっとスランプ気味だったかも知れないですけど、今季は100パーセントの力を発揮してます。ほぼ全試合で決定的な仕事をしてますからね。彼がこの調子で続けることを願ってますよ。僕らは彼の活躍を必要としてるわけですからね。彼が機能すれば、チーム全体がレベルアップできるのです」
インテルの失点が減ったのは、あなたがディフェンスの動きを同僚に指示しているからですか、それとも3バックが機能するようにしたマッザーリ監督のおかげですか?
「選手に動きの指示を出すのは監督ですよ。3バックはしっかりとやれるかやれないかの問題であって、選手の数は関係ないのです。今シーズンは本当にうまく機能してますね。失点が少ないことがそれを立証してるのです」
まだ6試合しか消化していませんが、このインテルはスクデット争いに参戦できると思いますか?
「選手の人数と質の面からすれば、ユヴェントスとローマが少し上だと言えるでしょう。僕らは良い調子で進んでますけど、現時点では何とも言えないですね。首位から一歩後れを取ってるのは事実であっても、埋められないギャップではないです。彼らと対等のレベルだと言えないにしても、僕らは僕らで良いカンピオナートにできると思ってますよ」
現時点で、インテルを上回っているチームは?
「順位表の通り、僕らの上には3チームいるのです。ウチより代替選手が揃っていて質の高い戦力を誇るチームですけど、僕らだって堂々と戦えると確信してます」
個人的なパフォーマンスとして、これだけ好調なシーズンスタートを期待していました?
「いいや。サマーキャンプ中の結果は決して有頂天になれるようなものではなかったんで、実際リーグが始まったらどうなるか見てみたいという気分でした。まあ、夏の親善試合の相手が強豪ばかりだったというのもあるし、キャンプのトレーニングがキツかったのでね。いずれにせよ、これほど良い発進になるとは想像してなかったんで、ちょっと驚きですね。この調子で続けるのが願いです」
マウロ・イカルディがアルゼンチン代表に招集されたのは嬉しいですか?
「もちろん。彼は昨シーズンの出来や今季の途中出場でそれに値することを立証してますからね。すでに2ゴールを挙げてるし、途中から入る度に大いなるやる気を見せてる点などが、サベージャ監督を納得させたのでしょう。喜ばしいことですよ。マウロは優れた選手なのでね」
フアン・ジェズスとラノッキアとの連係はどうですか?
「最高に息が合ってますよ。2人とも頭の良い選手です。まったく傲慢な部分がないし、常に向上したいという精神を持ってるのです。これまでもその真価を見せてきた選手ですけど、今は監督の指示のおかげでより機能するようになったし、優れた結果が出てきてるのです」
ミランとユヴェントスがチャンピオンズリーグで苦戦しているのはどうしてだと思いますか?
「普通のことじゃないと思いますよ。特にユーヴェはもっとできるはずです。質の高い戦力と優秀な監督がいるわけだし。結果がついてきてない感じですね」
インテルはどれだけチャンピオンズリーグに復帰したい気持ちが強いのでしょうか?
「それは強いですよ。再び輝かしい舞台に立つことは重要ですから。今シーズン良い結果を出して、来季チャンピオンズに復帰できるといいですね」