[アッピアーノ・ジェンティーレ] インテルチャンネル番組“InterNOS”に出演したジョナタンは、昨シーズンの4月17日のインテル対ローマ戦を振り返りながら、次のように語った。「あの試合は負けたことが残念だったけど、僕的にはあの時から自信を取り戻し始めていったんで、大事な試合になったという印象があるよ。僕とアルバレスは似たような経過にあるって?新しいチームに入団してすぐ良い結果を出せる選手もいれば、少し時間が必要な選手もいるんだ。僕とリッキー(アルバレス)に関して言えば、すべてのタイトルを手にしたカンピオーネたちのチームにやって来て、馴染むのが簡単ではなかったのさ。それに、チームの調子が良い時は個々の選手も良いとされるけど、チームの状況が悪い時はみんながその影響を受けるものだからね」
ファンについて「僕はサインや記念写真のリクエストに応じるのが好きだよ。ファンはチームに欠かせない存在なんだし、この世界の一部だからね」と述べたジョナタンは、大先輩でもあるマイコンについて聞かれ、こう答えた。「彼はここインテルで何もかも勝ち取った偉大な選手だ。 僕と彼では特徴が違うよ。彼には彼の、僕には僕の持ち味があるんだ。僕もローマでキャリアを終えるつもりかって?そんなことはないさ。僕はここでキャリアを終えたいんだよ。個々の居心地は良いし、どうだろう、ある日キャプテンにもなれるかもね…」
同じくブラジル人のウォラスについて感想を求められたジョナタンは、こうコメントした。「これまではあまり出番を与えられていないけど、練習で見せているプレーからしてインテルに相応しい選手だということは明らかさ。だからインテルも獲得したわけだしね。ブラジルからやって来たばかりだからまだ成長しないといけないというのはある。僕の初期と同じで、戦術面、テクニック面で向上しないといけないんだ。とは言え、試合に途中出場した時はしっかりとプレーしたように思えるけどね。まあ、僕らブラジル人に最も足りないのは、戦術の部分なんだ。母国のサッカーはフィジカル重視だからさ」
ヴァルテル・マッザーリ監督はいかに自信を取り戻させてくれたのか?という質問を向けられたジョナタンは、「彼はまず、面と向かって率直にものを言う男なんだ」と説明した。「選手たちとは本当にフランクな関係で、僕も監督室に呼ばれてまっすぐと目を見つめながら話をされた時、信頼が伝わってきたんだ。僕が重要な存在であるということを感じさせてくれたのさ。そこで僕は、監督が抱いてくれる期待に何としてでも応えて見せたい、と思ったね。毎日毎日の練習で、監督は偉大な人なんだと実感しているよ。彼がやっている毎日の仕事は、本当に貴重なものなんだ」
ジョナタンは番組中、少年時代の自分についても話した。「学校へ行くのが嫌いでね。サッカーばかりやりたい子供だったのさ。学校へ行くのは、女の子をチェックしたり友だちと遊ぶのが目的だったね。おふくろはいつも、家の近所にあるグラウンドに来て、怒って僕を連れ戻していたっけな。本当に、サッカー選手になっていなかったら、どうなっていたか分からないよ(笑)。最近でも、家族はいつだって相談に乗ってくれるし、助けてくれるんだ。イタリアを後にしようと思った時も、おふくろがブラジルでも苦難を乗り越えたように、今回も立ち向かって乗り越えなさい、と励ましてくれたんだよ」
番組後半、司会役のロベルト・モンザーニとナガーヤ・ベッカロッシ嬢が用意した質問を連発されたジョナタンは、次のように答えた。
あなたの短所は?
「頭、かな(笑)」
あなたの長所は?
「スピードだね」
料理はできますか?
「できない」
ジンクスとかは?
「ジンクスは信じるよ」
世界ナンバーワンの選手は?
「メッシだね。他の選手が2本の足でやることを、彼は1本でこなせるんだから」
朝起きた時に最初に思うことは?
「自分のやるべき仕事をしっかりやろう、ということだね」
あなたにとってインテルとは?
「現時点では、家族に次いで僕の人生で最も大事なものさ」
今シーズンはどういう結末に?
「チャンピオンズリーグ出場権を獲得することを願っているよ」
今シーズンの自分を採点するとしたら?
「7点、7点半だね」
選手としての向上に最も影響をもたらしたものは?
「戦術面を改善したことだね。マッザーリとそのスタッフは、最高なんだ。監督は毎日のように、まずボールを見てから相手選手を見ろ、って言ってくれるんだ。これは僕にとって重要なことなのさ」
サン・シーロで初めてプレーした時は?
「緊張で胃が痛くなったよ」
代表を意識することは?
「ビッグクラブでプレーするすべての選手が代表のことを思っているだろうね。でも僕は、ブラジル代表には大勢のカンピオーネが揃っていことを把握しているさ。僕のポジションなんかには、アウヴェスやマイコンがいるわけだろう。僕はとにかく良いプレーをするように一生懸命がんばるだけだよ。それでいつか、招集される日がやって来たとしたら大喜びさ」
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