[アッピアーノ・ジェンティーレ] ヴァルテル・マッザーリ監督は常に自分の仕事にとっていかにテクニカルスタッフの存在が貴重であると強調してきた。中でも監督の傍らで13年前から活躍し続け、現在インテルのフィジカルコーチを務めるジュゼッペ・ポンドレッリは、“Sky Sport 24”のインタビューに応じて自分の仕事とネラッズーリについて語った。
「我々がここに来て対面したのは、非常にプロ意識が高い、努力を惜しまないメンタリティを持ったチームでした。 もちろん、我々は新しい練習法を持ち込んだので、それに馴染むまで少しの時間がかかったのは当然のことです」
「以前、このチームは練習をしていなかったわけではないですよ。ただ、監督によって練習法が変わるものなので、新しい監督のやり方に順応することが必要だったのです」
「故障者が多かったシーズンに続いてやることに関しては、特に問題はありませんでした。ミリート、サネッティやムディンガイのように長期離脱を意味するケガを負った選手に関して言えば、チームと一緒にプレシーズンのトレーニングができなかったことが唯一の問題です。いずれにせよ、あと少しで全員の故障者を回復させることを目指しています」
「ミリートはインテル対ユヴェントス戦に出場することは可能かって?これはドクターに向けるべき質問ですね。私に言えるのは、彼はすでにプリマヴェーラリーグの試合に出ているし、土曜日のルガーノ相手の練習試合でもプレーする予定だということです。ディエゴはだいぶ調子が上がりましたよ。まだキレが少し欠けている部分はありますが、調子は良いです。ユヴェントス戦に関しては、状況を見ていきましょう。選手本人と、監督とドクターが相談して決めることです」
「マッザーリ監督ですか?ピッチ内外のすべての面を360度に考慮して、どんなに細かいことにも気を配るプロフェッショナルです。彼の成功の秘訣のひとつはまさにこれだと思いますね。秘訣はフィジカルコーチだという説もあるって(笑)?もしそうだとしたら私としては非常に嬉しいのですが、そうではありません。私とその他のスタッフは、マッザーリ監督の下でやれることに恵まれているのです」
「今シーズン、インテルが欧州大会に参戦しないことは、確かに練習に影響します。ウィークデーマッチがあるチームというものは、リカバリーに専念する必要がある分、次の試合に向けて準備する時間が少なくなるのです」
「インテルの選手で、その身体能力に驚かされたというのは何人もいますよ。でも、個々の名前を挙げるのは好ましくないので。グアリンのようなパワフルな選手と長友のような選手の場合、コーチとしてはどちらの方がやりやすいかって?何よりも、やる気のある選手が一番やりやすいですね。10月にチームがすでにトップコンディションに達することは考えられるのかって?確実に言えるのは、現時点でチームはフィジカル面だけでなく、メンタル面でも好調だということです。これはしばしば重視されないことですからね。この調子でやり続けることが大切です」