[アッピアーノ・ジェンティーレ] ファンから“Il Gabbiano”(イル・ガッビアーノ、かもめの意味)や“マジック・ジョニー”のニックネームで親しまれ、ここにきて一層と愛されるようになったジョナタンは“Mediaset”のインタビューに応じ、聞き手のマルコ・バルザーギの質問に答えなが自身とインテルについて語った。「リーグが始まって2試合しかやってないけど、過去に比べてチームに変化を感じるかって?僕は変化はあると思うね。選手全員のコンディションが違うよ。僕らは監督の言うことに従って、ずいぶんと練習に打ち込んでいるんだ。まだ学ぶべきことはたくさんあるけど、良いトレーニングをやっているし、現在のインテルの出来に満足しているよ。監督とスタッフも、思い描いているサッカーが形になってきているんだから満足していると思うさ」
「僕に関して言えば、落ち着いてやっているよ。サッカーの世界では評価や意見が急激に変わるものだから、僕が一試合でもふがいないプレーを見せれば、前と同じように世間から批判されるようになるということも分かっているさ。個人的には、肩を痛める前も良いパフォーマンスを見せていたと思うんだけどね。とにかく、マッザーリがやって来て、僕に何を求めるかをはっきりと言ってくれたのが良かったんだ。サイドで積極的に攻撃を仕掛けるよう言われて、そのためにはしっかりと練習することが大事だ、そうすれば試合でもバテないようになるから、って言われてね。今の僕は、ハッピーだよ。インテルに入団したのはそれなりの才能があるからなんだ、と自分では思ってきたけど、前はあまり信頼されていないというのがあったのさ。これは僕だけじゃなくて他の選手にも言えることだけどね。今は、信頼を感じているよ。この変わり具合はマッザーリのおかげかって?それもあると思う。彼が就任して話し合った時、これは本物の男だと思ったね。現に、実際に調子が良い選手に出番を与える監督なんだ。例えば、僕はアメリカ遠征中は絶好調ではなかったから後半に途中出場というケースが多かったけど、調子が上がった今はスタメン扱いされるようになったんだ。僕はまだ向上しなくてはいけないけど、監督の信頼を感じられることは本当に大事なことなんだよ」
なお、次節のユヴェントス戦についてコメントを聞かれたジョナタンは次のように述べた。「ユーヴェ戦がいつだってハードな試合なのは分かっているさ。現時点では3年間、同じ監督の下でやっていて、チームの核はだいぶ前から一緒にプレーしているわけだしね。でも、僕らはホームでインテリスタの後押しがあるわけだから、自信を持って臨みたいと思っているよ」