マッザーリ:「はっきりとしたアイデンティティを持つこと」

「私が指揮を執ったチームは常に積極的でスピード溢れるプレーを意識し、見ていて楽しいサッカーを繰り広げてきた」

[ミラノ] セリエA・2013−14シーズン初試合となるジェノア戦の前日会見で、ヴァルテル・マッザーリ監督は次のように述べた。

 「サッカーは精密科学ではありませんが、知識があればあるほどうまくできるものなので、前日練習はサン・シーロで行うことにしました。新加入選手が多いことだし、ピッチをより良く知ることが大切なため、明日の試合会場でトレーニングさせようと思ったのです」

「私が指揮を執ったチームは常にはっきりとしたアイデンティティを持ち、積極的でスピードに溢れるサッカーを意識してきました。それがうまく実行できた時は、スタンドから見ても楽しいサッカーを繰り広げられたと思います」

TIMカップのチッタデッラ戦は何が気に入ったかと聞かれたマッザーリは、こう答えた。「結果ですかね(笑)。チッタデッラ戦を教訓にして、いろいろな点を修正しましたよ。あの試合では2回ほど、許してはいけないカウンターを許したので、そのあたりを修正しました。まあ、試合中に良いプレーとかもありましたけど、もっと全体的にレベルを上げたいですね。ジェノアはチッタデッラとは違いますので」

「コヴァチッチ?調子は良いですが、コンディションをチェックしてどれぐらい出場できるのかを確かめたいです。先発させて途中から交代させるかも知れないし、その逆も考えらるので、ちょっと検討したいと思います。イカルディは先日の打撲を負ってから100パーセント回復したようには見えませんが、招集メンバーには入ります。起用するかどうかは別としてね」

新加入のサフィル・タイデルについて聞かれた指揮官は「中盤のすべてのポジションをこなせることが大きいです。現代サッカーでは、柔軟性に優れた選手ほど役に立つので」と答えた。

「とにかく、私は安心していますよ。この選手たちを信頼しているのでね。少しだけ気になる唯一のことは、現時点ではどの程度のアラが出るかというのが読めないということです。まあ、初ゲームですから当然ですけどもね。特にサイドプレーヤーにとって、私のサッカーに馴染むのが難しいというのは分かります。センターハーフの方が馴染みやすいことでしょう。守備陣にしても、私が思い描くサッカーに適応するには完璧に機能しないといけませんしね。昨シーズンのナポリの守備は長い間セリエAで最も優れた防御を誇っていましたが、そうなるまでは少し時間が必要です」


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