[マイアミ］ “サンライフ・スタジアム”で行われた“Guinness International Championship Cup”第3戦・ユヴェントス対インテルはレギュラータイムが1−1のスコアで終わり、引き続きネラッズーリがPK戦を制して10−9の勝利を収めた。PK戦では、後半から途中出場していたカリーソがジョヴィンコとイスラのシュートをセーブし、なおかつ決勝PKを蹴るなどで勝利に大きく貢献した。
前半：ヴァルテル・マッザーリ監督はゴールマウスにハンダノヴィッチ、3バックにカンパニャーロ／ラノッキア／フアン・ジェズス、中盤に長友／クズマノヴィッチ／カンビアッソ／グアリン／ペレイラ、そして前線にアルバレスとパラシオを据えて、アメリカの地での初イタリアダービーに臨んだ。30度を超える蒸し暑さの中、序盤から両チームがチャンスを作ったが、得点にはならず。29分に先制ゴールを決めたのは、アルバレスだった。パラシオが左サイドからセンタリング、グアリンが打ったシュートをブッフォンが弾いたところをアルバレスが左足で押し込んだ。41分にはボヌッチをドリブルでかわしたアルバレスが再び好機を迎えるも、左足シュートはわずかに枠を外れた。43分、インテルエリア内でフアン・ジェズスがヴチニッチにぎこちないタックルを見舞って倒し、PK。これをビダルが正確に決め、前半は1−1で終わった。
後半：マッザーリはハンダノヴィッチを下げてカリーソにゴールマウスを任せ、ユーヴェのコンテ監督はブッフォンの代わりにストラーリを投入し、両チームとも守護神交代で後半に臨んだ。カリーソはアサモア、マルキージオのシュートに好セーブで対応した。20分にはアルバレスのパスを受けたペレイラがゴールを狙うも、ユヴェントスDF陣はCKに逃れた。30分、長友が左足で強烈なシュートを打つ場面があったが、残念ながらコースはど真ん中でストラーリにブロックされた。コンテは25分にテベスとヴチニッチをベンチに下げてジョレンテとジョヴィンコをピッチに送り出した。一方、マッザーリはクズマノヴィッチの代わりにベルフォディルを入れて攻撃にバリエーションを加えようとした。しかし、終盤に両チームにも追加点は生まれず、レギュラータイムは1−1の結果で終了。“Guinness International Championship Cup”はレギュラータイムでドローの場合は延長戦を省いて直接PK戦に行くというルールになっているため、決着は11メートルでの勝負で付けられる展開となった。
PK戦：ジョヴィンコ（╳、1−1); グアリン（╳、1−1）; マルキージオ（〇、2−1); ラノッキア（〇、2−2); ジョレンテ（〇、3−2); アルバレス（〇、3−3); ピルロ（〇、4−3); イカルディ（〇、4−4); ビダル（〇、5−4); ベルフォディル （〇、5−5); オグボンナ（〇、6−5); オルセン（〇、6−6); カセレス（〇、7−6); アンドレオッリ（〇、7−7); キエッリーニ（〇、8−7); ペレイラ（〇、8−8); デ・チェーリエ（〇、9−8); ジョナタン（〇、9−9); イスラ（╳、9−9); カリーソ（〇、9−10)
ユヴェントス対インテル 1−1（PK戦の末 9−10）
得点者：前半28分 アルバレス、44分 ビダル
ユヴェントス：1 ブッフォン（後半1分、30 ストラーリ）；19 ボヌッチ、4 カセレス、3 キエッリーニ；26 リヒトシュタイナー（後半15分、33 イスラ）、23 ビダル、21 ピルロ、8 マルキージオ、22 アサモア（後半15分、11 デ・チェーリエ）；10 テベス（後半25分、14 ジョレンテ）、9 ヴチニッチ（後半25分、12 ジョヴィンコ）
控え選手：5 オグボンナ、13 ペルーゾ、16 モッタ、17 マローネ、18 ロッシ、20 パドイン、27 クアリアレッラ、32 マトリ、41 ビュッヘル
監督：アントニオ・コンテ
インテル：1 ハンダノヴィッチ（後半1分、30 カリーソ）；14 カンパニャーロ、23 ラノッキア、5 フアン・ジェズス（後半34分、6 アンドレオッリ）；55 長友（後半34分、2 ジョナタン）、17 クズマノヴィッチ（後半25分、7 ベルフォディル）、19 カンビアッソ（後半13分、90 オルセン）、13 グアリン、31 ペレイラ；11 アルバレス、8 パラシオ（後半34分、9 イカルディ）
控え選手：12 カステッラッツィ、26 キヴ、47 カペッロ、93 ラクサール
監督：ヴァルテル・マッザーリ
主審：イラリオ・グラヘダ（USA）
警告：前半25分 フアン・ジェズス
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